Vol.3002007.02.26

悪夢の階段落ちから一週間。お蔭様で日々良くなっております。←昔こんな広告がありまし
たねぇ…。
「事故」の翌々日出社して、職場の皆さんから「どうしたの?」「大丈夫?」とお声掛けい

ただきありがたいやら恥ずかしいやら。欠勤の電話を受けてくれたKさんには「蒲田行進曲
みたいにゴロンゴロンと転がり落ちたのかと思ったよ〜(^_^;)」と言われ、ああそんな風じゃ
なくてよかった、と思いました。そんな落ち方をしたら腰と言わず肩と言わず、もう全身打
撲ですもんねぇ…考えただけでもオソロシヤ。
病院へ行こうかとも思ったのですが、肋骨骨折を5日間放置した経験のある家人から「折れ

たりなんかしていたらそんなにぐうぐう眠れるわけはないんだから大丈夫」と言われ、なる
ほどな、と妙に納得して行かず、それでも毎朝起きる度に痛みが減って行っているのが判る
というなんとも面白い体験をしました。日常生活を送るのにはもう支障はなくなりました
が、力仕事の多い職場ではイマイチ感が残ります。今まで何の苦労もなく自分で出来ていた
作業を他人の力を借りなければできない歯痒さと言ったら堪りません。でも「老い」の擬似
体験が出来たと思えばそれはそれで良かったような気もしたり…?
 
 
そんな中、毎月21日恒例の志の輔さんの落語会へ足を運びました。
二席目にやった『百年目』…日頃下の者にガミガミうるさい番頭さんが、店には内緒で幇間

や芸者を集めて花見をしているところを旦那さんに見られてさぁ大変、という噺です。
私はこれを聞く度に「ああ、どうしてあそこで土手に上がってしまったんだろう」とシツコ

ク悔やむ番頭さんが自分と重なって、すごーくイヤーな気分になるんですが、今年はもうそ
れにも慣れてしまってその悔やむ所はさらりと受け流す事が出来てほっとしていました。と
ころが次の、旦那さんに呼ばれてお茶を入れてもらう場面で(←「入れてもらう」と言って
る時点でもう番頭目線…(~_~;))、日頃職場の若いコに対してガミガミ言ってばっかりいる自
分を反省させられる事になりました。これはかなり新鮮でした。毎年のようにもう何度も聴
いている噺なのに、思いも寄らぬ場面で思いも寄らない事に気がつくもんだなぁ、という驚
きがとても嬉しく感じました。さらにその番頭さんの年齢が43歳と、私とほぼ同い年でし
た。そうかぁ私もそんな歳か、みたいな、そんな感じもあって妙に感慨深いものがあったり
して。って、その旦那さんの話の内容も説明せずにそんな事言われてもワケが判らないとは
思いますが。m(__)m
まぁそんな訳で、腰が痛かろうがやはり落語は生で聴くに限る、といったような一週間でし

た。(・・;)


Vol.2992007.02.19

記念すべき第1回の東京マラソンが雨の中開催され、29852人が完走したという今日、
私はその雨で濡れた階段で足を滑らせ転倒、体を強く打って仕事を休んでしまいました。(>_<)
我家は外階段を使ってエレベーター停止階まで降りなければいけないのですが、この家に住

んで10年、実はこの階段で転ぶのは3回目です。過去2回は靴の先が滑り止めに引っ掛
かってこける程度。「へっへー、転んじゃったー。イテテー。」って笑って済ませられてお
りました。しかし今日は転んだ瞬間かつてない衝撃を受けました。何しろ雨で濡れたステッ
プでつるりーん!と足を滑らせてしまったので、3段ほど飛び越して踊り場にズドンと仰向
けに落下、一瞬にしてスカートもびしょ濡れになりました。今までの経験で「本当に痛い時
は痛みを誤魔化す為に思わず笑ってしまうものだ」と思っていましたが今日はそれどころで
はなく、笑うことも出来ずにただただうぎゃーと雄叫びをあげるのみでした。我ながら見事
な転びっぷりを伝えたくて家人に電話をしようかと思いましたが、また怒られるのがオチだ
と思い直して止め、そのまま駅まで振りかえる事なく歩きました。最初のうちはスカートが
ずぶ濡れなのでお漏らし小僧みたいで恥ずかしいなぁなんて考える余裕もあったのですが、
駅が近づくに連れてだんだん気分が悪くなってきて、駅についた時には地べたにへたり込ん
でしまいました。本当は業務の都合上どうしても休みたくなかったのですが、もうそんな事
を言っている場合じゃありませんでした。ほうほうの体で帰宅して、なんだかもうその頃の
事は覚えていないのですが、動いても止まっても座っても寝ても、何をしても痛くてどうに
もなりませんでした。一日休ませていただいて、機敏な動きはまだ無理ですが、どうにか
じっとしている分には痛まなくなりました。もう少し若い頃だったらあのまま出社して荒療
治的な事をしていた気もしますが、正直今日は休ませていただいて正解だったと思います。
職場のみなさんには大変御迷惑をお掛けしました。この場をお借りしてお詫び申し上げま
す。まったく、私にとってまるで意味不明な一日になってしまいました。…そんな日記にお
付き合いくださいましてありがとうございました。


Vol.2982007.02.12

先週の日記に記載しました、春日亀千尋出演情報に誤りがございました。
『本当は怖い家庭の医学』の出演は3月6日(火)の放送分でした。
トップページのお知らせと掲示板は訂正をさせていただきましたが、この日記はそのままに
なっておりました。ご覧いただき目を皿のようにしてくださった方がいらっしゃいました

ら、心よりお詫び申し上げます。m(__)m
7日放送の『こたえてちょーだい』を見ましたら、こたちょアイドルの明日香さんの母親役

だったので思わず「お!」と声を上げてしまいました。ミーハーですいません。(^^ゞ
『こたちょ』フリークの私としてはこれからもガンガン『こたちょ』で活躍して欲しいなぁ

と思っている次第です。頑張ってね、春日亀さん!
 
そんな春日亀さんが風邪でダウンして先週のミーティングはお休みになりました。本当は読

み終えてそのミーティングに臨む予定だった本を読み切っていなかった私。宿題の提出日が
先生の都合で遅くなってラッキーみたいな気分?…ちがうちがう。
その日の予定がなくなったので「よし、今日読んでしまおう!」と思ったのも束の間、その

前に春日亀さんのビデオを見ようとしたらちょっと前に出演した『本・怖』の分も見ていな
かった事に気付いてそれを見てしまい、そのままあれよあれよと時は流れて結局その日は別
の作業で一日が終ってしまいました。とほほ。
いつも松永さんが「時間は自分で作り出すんだ!」と言っているのをキモに銘じて今週は頑

張るぞー。
とか言いながら、昨日の朝の通勤電車、日曜だから空いていて座れて「ラッキー!」とばか

りに本を広げたものの、がっつり寝てしまいました。ふっと顔を上げると向かい側には、暗
記シート片手に一心不乱に勉強をしている男の子が3人。そうか、これから試験なんだ。頑
張れー!って心の中で応援しましたが、電車乗ったらすぐ寝ちゃうようなヤツに応援されて
も迷惑なだけでしょうな。(-_-;)
話は飛びますが、今朝の『とくダネ!』にて森光子さんが好きな言葉はと聞かれて色紙に

『冬来たりなば春遠からじ』と書いていらっしゃいました。
その色紙を見てスタジオの皆さんが「前向きですねー」と一斉に言った瞬間、頭の中に私の

好きな歌がよぎりました。『世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし』…あ
あ、やっぱり私ってなんかネガティブ…。
まぁそれはさておき、とにかく今は読むべき本を読むことにします。
今週もグダグダ日記で失礼しました。(>_<)


Vol.2972007.02.05

立春の昨日は冷たい風がビュービューと吹き荒れて寒い一日となりました。
まぁ昔から『春は名のみの風の寒さや…』と歌われているので、特に心配する事はありませ
んね。日一日と、陽の光に春のきらめきが増しているように感じられる今日この頃でありま

す。1月中は年末年始の疲れが残ってどよよーんと過ごしましたが、2月に入ってなんとな
く気分が上向きになっています。なにがどう、という訳でもないのですが、夜布団に入った
時の気分が違います。「今寝ちゃったらまた明日がやってきてしまう」という不安で寝るの
を躊躇われていたのが嘘のように、ここ数日は静かに眠りに入る事ができています。できれ
ばこの感じをキープしたいものですが、禍福はあざなえる縄のごとし。そうそううまくは行
かないこともわかっているので、せいぜい今を大事にしたいと思います。
 
 
先日うっかりマスクを忘れて外出したところ、なんだか色んな匂い及び臭いが鼻についてと

てもツライ目に遭いました。2ヶ月くらいの「マスクマン生活」ですっかり鼻も温室育ちに
なってしまったのでしょうか。数年前に抗菌グッズが流行った時、「小さい時から抗菌なれ
してしまうと抵抗力の弱い人間に育ってしまう」という意見がありましたが、まさにそんな
感じです。数日経ってからお天気ニュースでその日が花粉の飛び始めだったと言っていたの
で、ああやっぱりそうだったか、とガッテンしました。
もはやマスクは欠かせないアイテムとなりました。電車の中でうっかり大口を開けて寝てし

まった時も隠れているので安心だし…(-_-;)…マスク万歳!
 
 
今週、6日(火)テレビ朝日系で放送の『本当は怖い家庭の医学』と、7日(水)フジテレ

ビ系で放送の『こたえてちょーだい』の再現VTRに春日亀千尋が出演します。
どうぞご覧くださいませ〜。


Vol.2962007.01.29

『あるある大辞典?』の番組捏造と、宮崎県の東国原新知事の話題で過ぎた一週間でした。捏
造が発覚したお蔭でまた納豆が以前と同じに食べられるようになったのでよかったよかっ

た。今月7日の放送以来、納豆コーナーがガラガラのすっからかんで、たまにあってもこん
な高いの誰が買うんだ?という感じだったので、納豆食べたさが募っていました。しかし捏
造番組を放送するなんてのは論外ですが、そんな情報に躍らされて急に納豆を食べようとす
る視聴者も視聴者ですわね。納豆食べるくらいで痩せるんなら、我家はみんなガリガリな筈
だっつーの。(^_^;)『あるある〜』はたまに見る番組だったのですが、この納豆の日は見てい
なかったのである意味ザンネンでした。どうせならテレビ相手にツッコミまくりたかったで
すね。
東国原知事は、芸人時代よりもずっと良いお顔をされているような気がして、遠巻きながら

応援したい気持ちです。しかしまたこの日は、山梨県でも新しい知事さんが誕生したという
のに宮崎ばっかり追っかけて、それもどうかと思いますよね。
 
また水曜日が休みだったので、『マリーアントワネット』を観ようと近所のシネコンに行っ

た所、上映30分よりも前だったにもかかわらず「最前列しか空いていないのであまりお勧
めできません」とカウンターのおねえさんに言われ観るのを諦めました。(同じ時間から上
映される『愛ルケ』はすでに満席でした。)巨大スクリーンの映画館で最前列なんて観れた
ものではないですもんね。全席指定のシステムは融通がきかなくて面倒です。しかしこんな
片田舎にみんなどうしてそんなに集まって来ちゃったんでしょうかねぇ。確かにここは駅に
隣接していて、商業施設も備えているので時間を潰す材料はいくらもあるんですが、地元の
私としては上映時間ギリギリに入ってぱっと観て帰る、という使い方をしたかったのです。
せっかく近所なのにザンネンでした。
そんなこんなでなんだかスッキリしない気分で過ごした一週間でした。(._.)
もうすぐ立春、どうにか気分を晴れやかしたいものです。


Vol.2952007.01.22

センター試験が行なわれ、いよいよ受験シーズン本番となりました。
スーパーやコンビニでは『ウカール』『勝ちみつ100%キャンディ』などの合格祈願菓子

が店頭に並んでいます。そんなもので受かれば苦労はしないだろうと横目で見つつ、でも
やっぱり自分の家に受験生がいたらきっと買ってしまうだろうなぁとも思います。これから
寒さも本番になると思いますが、受験生の皆さんには是非ともがんばって欲しいです。きっ
と若い時の苦労は役に立つ筈です、と若い時に頑張らなかった私がいうところにリアリティ
があるんじゃないかと…。(-_-;)
 
1月17日(水)
去年、観たいと思った舞台や映画をほとんど観られずに終ってしまったので、今年はそのリ

ベンジだ!と意気込んでいる私、この日は初映画デーとなりました。
観たい映画は何本かあって、順番から言えばもうすぐ終わりそうなのから観るべきなのです
が、この前のAERAに載っていた寺島しのぶさんのインタビューを読んで、以前から持ってい
た寺島さんに対する興味が更に膨らんでいたので、混雑覚悟で『愛の流刑地』−略して『愛
ルケ』−を観に行きました。しかし映画のタイトルを略するっていうのはどうなんでしょ
う?周防正行監督の11年振りの新作『それでもぼくはやってない』も『それぼく』などと
呼んでいるようですけど…。これはいつ頃から始まったんでしょうね。ちょっと前だと『世
界の中心で愛を叫ぶ』、もうちょっと古くは『戦場のメリークリスマス』あたりがおもいだ
されますけど、でもタイトルが長ければ略して呼んでもらえるかというとそうでもないんで
すよね。不思議ですね。
同じく渡辺淳一氏原作の話題作『失楽園』の時は中年女性のグループが押し寄せた、なんて

話を聞いていたので、この日もその層が多いかと予想していたら、なんと渡辺氏世代の男性
の姿が目立っていました。新聞で連載を読んでいた方々なんでしょうか。レディースデーに
これだけの男性客が集まってきたのを見たのは私史上初めてでした。
物語については私がここでご紹介するまでもないと思いますので、簡単な感想だけを申し上

げますが、豊川悦司さんがとってもステキでした。主人公の年齢が45歳と32歳と、たぶ
ん原作よりもかなり若く設定してあるせいか、どことなく爽やかで、というのもオカシナ感
想かもしれませんが、ベッドシーンもかなり多いのにそれほどいやらしい感じはしませんで
した。裁判のシーンで登場する被害者(っていうのもナンですが)の実母役の寺島さんの実母、
富司純子さんが見事でした。裁判長の本田博太郎さんもとぼけた味わいを出していて、思わ
ず和みました。話題の映画はほとんど観ないという天邪鬼な私ですが、これはとても見応え
がありました。この作品を観た人に、主人公達を取巻く人々の中でどの人にシンパシーを感
じるか、とか、誰が一番辛いと思うかなどとアンケートを取りたくなりました。
しかし渡辺作品には京都と箱根が付き物なんですかね、って他は『失楽園』しか観てないで

すが。原作もちょっと気になり図書館のHPで検索したら数百軒の予約が入っていました。う
げ。イスのある書店で座り読みしちゃおうかな、とさえ思ってしまいました。…って、どん
だけハマってるんでしょうか。まぁぼちぼち、時間があったら読んでみたいと思います。


Vol.2942007.01.14

冬らしい寒さが続いております。昨年末の疲れが今頃出ているのか、なんだか頭の中がぼん
やりする事の多い私。昨年の内に退治できたと思った風邪にまたぞろ悩まされております。

熱が出るとかはなが止まらないとかいう積極的な具合の悪さではなくて、軽く咳き込む、声
が変、たまにはなが出る、と言った程度なのが余計中途半端でヤナ感じです。…と新年早々
ぼやき日記ですいません。(-_-;)
 
年末のプチ大掃除でテレビ台の奥から出て来たビデオを整理していたら、2003年のお正

月に録画だけして放置していた『昭和の爆笑王』をいう番組が出てきました。西川きよしさ
ん、桂三枝さんの司会で、横浜にぎわい座からの中継でした。昔の映像でお馴染みの芸人さ
ん=牧伸二さん・チャンバラトリオさん・由利徹さん・玉川カルテットさん・海老一染乃
助・染太郎さん・オール阪神巨人さん・林家三平さん・鳳啓助・京唄子さん・横山やすし・
西川きよしさん=のナツカシイ芸と、生で横山ホットブラザーズさん・ハリガネロックさ
ん・夢路いとし・喜味こいしさん・あした順子・ひろしさんの芸が披露されました。昔の映
像の中には、放送当時オンタイムで見たものがいくつもあって楽しさが倍になりました。
中でも感激したのはいとし・こいしさん。数年前に亡くなられたいとしさんの漫才姿に、あ
あ、まだこの時はお元気だったんだなぁと涙が出そうでした。潰そうと思って見たテープに
こんな貴重な番組を見つけて嬉しい半面、なんで今まで放っておいたんだよ、私のバカ!と
思ったりもしました。そんなわけでこのテープは永久保存することにしました。次のテープ
には見ようと思って見ていなかったドラマのタイトルが書いてあったのでこれは見ないで潰
すテープにしよう、と思ったにもかかわらず、一応チェックする事にしました。少しでも心
残りがあったらいやだったので。でもチラ見でいいから早送りです。どうやら『NHKアーカ
イブス』で加賀見幸子さんが登場した…と思ったら、またまたいとしこいしさんのお姿が!
慌てて普通に再生してみたら昭和59年放送された『この人・夢路いとし喜味こいし
ショー』という番組でした。旅役者の子として生まれ育ち、幼い頃からコンビを組んで漫才
の道を極めてきたお二人。「一度は辞めようと思った事もあるけれどやっぱりこうして死ぬ
まで漫才をしていきたい」といういとしさんの言葉を聞いて、思わず涙が溢れました。子供
の頃から大好きだった漫才さんでした。ああ、このテープ潰さずに済んで本当に良かった!
今年はもしかしたら良い年になるかもしれません。(^^ゞ


Vol.2932007.01.08

新年に入って一週間、あっという間でしたねぇ。
お正月休みはごゆっくりお過ごしになれましたでしょうか?
カレンダー通りに勤務される方は5日が仕事始めでまたすぐ3連休だったのでしょうか?そ
れもなんだかシンドそうな気がしてしまうのは、お正月休みとはほぼ無縁に生きてきたせい
でしょうか。まぁそんなこんなも含めて皆様お疲れ様でございます。
 
何年か前のこの日記で消防庁の出初式の事を書いた事を覚えていらっしゃる方もいないとは

思うのですが、その時「出初式で梯子の上で演技を披露される方は特殊な部署に所属してい
るのだろうか?」というような事を書きました。なんと昨日その謎が解けました。梯子の演
技の方は消防庁の職員さんではなかったのでした。自警消防団の方々で組織される「消防保
存会」という会があるそうで、その会員の皆さんが代々伝承されていらっしゃるそうです。
毎年季節の話題の一つとしてニュースでしか知らなかった出初式を、昨日初めてNHKで中
継しているのを見ることができました。解説に東京消防庁のお偉いさんなどが御登場になっ
たり、今年のテーマが発表されたりして、これはこれでコアなファンもいるだろうなぁ、と
いう感じでした。いつか機会があったら生で見てみたいと思いました。
それから久々に大型書店に行きました。いつもは新聞の広告を見るだけでなんとなく読んだ

気になるAERAの表紙が爆笑問題の太田さんだったので、つい手に取ってパラパラしてい
たら、中野翠さんの書評のコーナーで曽野綾子さん翻訳のオスカー・ワイルド原作『幸福の
王子』が紹介されていました。ビックリしました。何故なら、ほんの数日前に「そういや
『幸福の王子』って話があったけど、あれってなんで幸福なんだったっけか?」って特に何
の脈絡もなく思っていたのです。なんという偶然の出会いでしょうか。しかもオスカー・ワ
イルドの作品だったんですねぇ。時間もたっぷりあったので書店内をぐるぐる回って平積み
されているのを見つけました。「おお、これだな」と思って手をのばそうかと思った瞬間に
お店の方がメモを片手に立ち止まり、その山の中から一冊取ってメモと本を輪ゴムを括って
いました。きっとAERAを読んだ人からの問い合わせでお取置きをしていたんじゃないで
しょうか。雑誌に載るとすぐ反響があるもんだなぁ、なんて思いつつ手に取って読んでみま
した。私が覚えていたのは自分の身に付いている金目の物をツバメに運ばせる、という事だ
けでした。「幸福の王子」と呼ばれた像を街の人達がどう見ていたかとか、なんで王子が幸
福だったのか、とかいうのは全然記憶されていませんでした。とほほ。しかしこのお話を子
供に童話として読ませて真の意味を理解させるのはかなり難しい事なんじゃなかろうか、と
思いました。まぁそんな話は山ほどあるのでしょうけれど。子供の頃から知ってたような事
でも大人になってようやく理解できる事が沢山あるというのは、それだけ大人になる意味が
あるって事だよなぁと思いました。こういう事はお子さんのいらっしゃる方には日常的に
起っているのかも知れないなとも思いました。本屋さんはやっぱり楽しい!毎日本屋さんで
暮らせたらいいなぁ、なんて半分マジで思ってしまった私でした。


Vol.2922007.01.02

2007年、あけましておめでとうございます。
昨年も私のグダグダ日記におつきあいくださいました皆様、
本当に本当にありがとうございました。
実は先週の日記を書いた時、「来週の分が今年最後だな」なんて
またまたネボケた事を思っておりまして、御挨拶が遅れまして失礼いたしました。
お蔭様で風邪もどうにか治りました。更に、毎年尋常ではない暮れの忙しさから
やろうという気にもならない大掃除にも、ピンポイントながら手をつける事ができまして、
まぁどうにか心残りなく新年(…新年早々心残りがある方がどうかとも思いますが)を迎える
事ができました。
それも一重にこんな私にお付き合いくださる皆様のお蔭と感謝申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 
12月30日(土)毎年恒例・キンダースペースさんの忘年会にみゆきちゃん、麻里ちゃん

と出席いたしました。例年以上に大勢の方が参加されて、アトリエは身動きも取れないほど
の大にぎわいでした。サーティーズの公演にも度々起こしくださっている方々から、「楽し
みにしているわよ」などの激励のお言葉を掛けていただき、本当にうれしく、ありがたく思
いました。
2006年のサーティーズは其々の活動の為、また諸事情により、次回公演について本腰を

入れられる状況ではありませんでした。
まがりなりにも「劇団」という看板を掲げている以上、定期的に公演を打ちたいという思い

はメンバー全員共通のものでありながら現実は厳しく、忸怩たる思いで過ごした一年でもあ
りました。
2007年のサーティーズは2008年・夏の公演を目指して、一から歩み出そうとしてい

るところです。また激しい闘いの日々が待ち受けておりますが、私たちの公演を楽しみにし
てくださっている方、私たちの闘いを支えてくださる方の為にも頑張りたいと思います。
「なんだ、来年じゃん」という声も聞こえてきそうですが、どうぞ末永くお付き合いくださ

いますよう、平に伏してお願い申し上げます。

本年も皆様に取りまして良い一年でありますように、心よりお祈り申し上げます。


Vol.2912006.12.25

風邪っぴきグダグダ日記から早くも一週間が経ちました。
具合の方はどうかと申しますと…うーん、どうなんでしょう…。
家に居る時はもう大丈夫だなぁと思えるのですが、出勤すると途端にこのまま一生治ら
ない気がしてしまう、ってどんな職場環境なんでしょうか。(+_+);
幸か不幸か、マスクマン姿に本人も職場の皆さんも慣れました。マスクも箱買いしたの

でバッチリです。「治さなきゃ!」と思うと余計ストレスになるので、このまま治らな
いつもりでいてみようかなとすっかり開き直っちゃったりして。
そんな中、新宿のいつもの喫茶店でのミーティング中の事。ランチタイムのパスタ、こ

の店のクリームソースが好きな私はだいたいいつもコレ、という『卵とブロッコリーと
ベーコン』を美味しく頂いていたのですが、8割くらい食べたところで急にお腹が一杯
になってしまいました。すっごくビックリしました。小さな頃から大喰らいとして生き
てきたのに、1人前のパスタも食べきれないなんてぇぇぇ。ショックで打ちひしがれて
いる私を尻目に麻里ちゃんが残りの分を食べてくれました。ありがとう。風邪が伝染っ
ていない事を祈るばかりです。
でも考えてみたら食が細くなったのは毎日晩ご飯が遅いせいかも知れません。色々温め

かえすのが面倒なのでお味噌汁とご飯と温めなくていいおかず一品、とかで済ませてし
まう日が続いているのです。…だから風邪も良くならないのかな?(@_@)
まぁそんなわけで今年もあと丁度一週間となりました。片付けなければいけない事がま
だまだ山盛りですが、遣り残しのないように頑張ります。


Vol.2902006.12.18

先週の日記に「風邪をひかないようにしなくちゃ」と書いた時にはきっともう遅かった
のかも知れません。深夜にこの日記を書いて寝て、起きてゴミを出しに行ったらひゅる

る〜と風が冷たくて、思わず咳がひとつ出ました。「ヤバイ!」と思って一念発起、掃
除してガスファンヒーターを出してセッティング。出勤前に良い仕事が出来た、なんて
イイキになっていたら通勤途中に肺がスカスカする感じがして、「こりゃマスクした方
がいいかも」と思ったときには充分過ぎるほど遅かったんだと思います。それから会社
へ行ったらもう坂道を転がるように、声は枯れるわ、リンパ腺は痛くなるわ…。一週間
が経とうというのに、一向に治る気配がありません。毎日少しずつ症状は変わります
が、良くなっているという実感がまるで湧かないのです。今回一番ツライのは咳が出る
ことです。咳が出るので仕事中もマスクが離せません。会社では「マスクマン」と呼ば
れています。学生時代の友人が高校時代『お前は「マスク美人」だなぁ』と先生に言わ
れたと言って怒っていましたが、私は『マスクしてその目つきだとコワイ』と同僚から
言われました。(+_+)
夜は鼻が詰まって息苦しいので鼻孔拡張テープを貼って寝ています。これはなかなか効

き目があります。昨夜などは夢も見ずにぐっすり眠れて、風邪っぴきながらも気分は
上々だったのですが、家人に「寝言がうるさくて眠れなかった」と訴えられました。夢
を見た事すら覚えていなかったので、一体何を喋っていたのか見当もつかず、また知る
由もありません。
咳が出るので体力を消耗している気がします。鼻が詰まっているので階段を登るとすぐ

息が上がります。咳のせいか鼻のせいか、耳の聞こえがイマイチで、2〜3度呼ばれて
ようやく気がつくような事もしばしばです。でももうなんだか慣れてきました。もう
ずっとこのまま一生を過ごすような気さえします。こんな気分になるのはすでに気合で
負けている証拠です。でも今の私にはそれもアリです。今はきっとそんな時期なんで
す。じっと忍んで耐えていればいつかまたきっと浮上する時がやって来る事でしょう。
まぁそんな風に、ネガティブなんだかポジティブなんだかわからないまま風邪と共に過
ごした一週間でした。
今週もこのような日記にお付き合いいただきましてありがとうございました。
心より深くお礼申し上げます。m(__)m
どうぞ皆様はお風邪をお召しになりませぬように…。


Vol.2892006.12.11

寒い寒いと言いつつ、まだヒーターを出していないトホホな私です。
今年中に出せるといいのですが…風邪をひかないようにしなくては…。
今年の風邪はお腹にくるという話ですので、皆さんもどうぞお気をつけくださいまし。
 
12月6日(水)今年最後の野村狂言座を観に宝生能楽堂へ行きました。
いつもは池袋から丸の内線で後楽園、もしくは秋葉原から総武線で水道橋、というルー

トで行くのですが、この日は昼間新宿で同僚と遊んでいたので新宿から総武線に乗りま
した。最近にしては朝がちょっと早かったので新宿で座った途端に寝てしまい、ふっと
気が付くと千駄ヶ谷、また寝て四谷、そしてまた寝ていよいよ「○○ばしぃ〜」と聞こ
えて来たのでズバッと顔を上げると「飯田橋」の文字が見えました。私は何故かここで
着いたと思ったらしく、すごい勢いで立ちあがって当然のように電車を降りました。
ちょうど階段のまん前だったのでそのまま何の疑いもなく階段を降りる途中、目の前に
「MIURAYA飯田橋店」の看板が。「飯田橋の広告が出てる」という認識はありながら
も自分が行きたいのは水道橋で、ここは飯田橋だという事にはまだ気が付いていません
でした。そしてそのまま疑いもなく改札を出て、今度は本屋さんの看板を発見。ちょう
ど時間もあるし、気になる本もあるので立ち読みでもして行くか、と思った矢先に「あ
れ?こんな所に本屋あったっけ?」となんか妙な気分になって立ち尽くすこと数分。あ
たりをきょろきょろと見回して、ようやく1つ手前で降りてしまったんだ、と気が付き
ました。あーびっくりした。(@_@);
降車駅を間違えた事よりも、間違えた事にしばらく気がつかなかった事がショックです。
う、うーん。こうして人はボケて行くのでしょうか…。
 
そんなトホホな気分を一駅分歩いて吹き飛ばし、『隠狸』『とちはぐれ』『柑子俵』を

楽しみました。中でも面白かったのは『とちはぐれ』でした。「お布施は出せないがお
斎(お坊さんの午前中に取る食事)を進上する」という檀家と、「お布施は進上するが
お斎は準備できない」という檀家の法事の依頼を続けて受け、どちらに行こうかとあれ
これ悩む内にどちらも逃してしまう、というお坊さんのお話でした。これは現在では和
泉流のみで上演される曲だそうです。万作先生演じる悩む僧が、欲望に負けて失敗し反
省する姿から滲み出る哀感といったら堪りませんでした。
年4回のこの野村狂言座、また来年も珍しい曲を拝見できるかと楽しみにしています。


Vol.2882006.12.04

12月に入って慌しさのいや増す毎日です〜。
やらなきゃいけない事が頭の中にあり過ぎて、心の休まる閑がありません。
でもものは考え様。頑張ってそれらを目標期限までに片付けて、忙しい日々を掛け抜け

て大晦日の晩御飯を食べ終わったら、きっと素晴らしい解放感に包まれてすっごく幸せ
な気分になれるはず…一瞬だけだと思うけど…その一瞬の解放感目指して取敢えずがん
ばる事にします。
 
そんなわけでまた、休日ともなると体が重くて動けないようななんとも情けない私であ

りますが、それはそれで悪い事ばかりでもありません。
先週に引き続き今週もケーブルテレビで録画した映画を見ました。
ロザンナ・アークエット監督の『デブラ・ウィンガーを探して』…なんと去年の夏に録

画したまま放置されていました。(-_-;)
公開当時かなり話題になった映画なので今更私が御説明するまでも無いかと思うのです

が、女優であり、主婦であり、母であるロザンナさんが、仕事と家庭を両立する事につ
いて探るべく、女優さんたちの話を聞く旅に出る、というものです。
なんでもロザンナさんは4歳の時に、仕事と夫の板挟みになって主人公が死んでしまう

という映画『赤い靴』を観たのをきっかけに、女性が愛と仕事を両立させる事は不可能
なのかとずっと考えてきたという事でした。私は『赤い靴』といえば一度履いたら死ぬ
まで踊り続けなければならない、というお話しか知らなかったので「???」って感じ
だったのですが、その童話を基に作られた作品だったそうです。しかしたったの4歳で
そんな事考えるなんて凄いですねー。というか4歳児に観せる母親が凄い。流石はアメ
リカって感じ?
最初の問いかけはその「両立」についてでしたが、色んな女優さん達に話を聞いていく

内に「働く40代女性の本音」みたいな話になって行って、サーティーズの結成動機と
重なる部分もあり、働く既婚女性としてうなづける部分も多々あり、それがスクリーン
でしか観た事のない女優さんたちの肉声として語られるのがとても面白かったです。な
かでも、20年位前に大好きで毎日ヘッドフォンステレオで聴いていた、私にとっての
幻の女優、トレーシー・ウルマンが登場したのには驚き。やっと逢えた!って感じで
とっても嬉しかったです。
うん、やっぱりきちんと生きている女性の本音は面白い。サーティーズの一員として信

念を持って作品作りに取り組んで行きたい、と改めて思わせてくれた作品でした。


Vol.2872006.11.27

あれれ、なんだか一週間あっという間に過ぎてしまい、うっかりしているうちに大相撲
九州場所も終ってしまいました。大関魁皇がカド番を脱出したあたりまでは意識があっ
た(?)のですが、その後の展開については全くわかっていませんでした。
私の黒海関の調子が悪かった事も積極的に見られなかった原因の一つかも。
来場所はひとつ、盛り返していただきたいものです。ガンバレー!黒海!
 
なんかそんなボヤボヤとした気分で休日を過ごしておりまして、
芝居とか映画とか全然観ていないのです。気が付いたらあれもこれも終ってる、という

感じなんですが、終ってるのは私なんですな…とほ。
先月ケーブルテレビでキューバ革命の指導者「チェ・ゲバラ」を題材にした映画を放送

していたので録画しておいたのですが、それをようやく見ました。
録画した順に『チェ・ゲバラ〜人々のために〜』『モーターサイクルダイアリーズ』

『トラベリング・ウィズ・ゲバラ』の3本を続けて見ました。『モーターサイクルダイ
アリーズ』は昨年日本でも公開されて話題になっていましたがまんまと見逃していました。
そもそも私はこの「チェ・ゲバラ」という人が革命家であるという事しか知らず、ス

テッカーとかポストカードとかデザインがカッコ良かったので何枚か持っている、とい
うくらいのものでした。今回この3本の作品によって、彼がどのようにして革命家と
なって行ったのか、ほんの少しではありましたが、理解するきっかけになりました。
中でも面白かったのは『トラベリング・ウィズ・ゲバラ』。ゲバラの友人で、『モー

ターサイクル…』の当事者でもあるアルベルト・グラナードさんが『モーターサイクル
…』の撮影に同行して当時の様子をアドバイスしながら、50年前のゲバラとの旅を振
り返るドキュメンタリーでした。撮影時には82歳になられていましたが、お元気に1
万?の旅を再現し、積極的に撮影にも参加されていました。何度も「またこの旅ができ
るとは思いもしなかったよ」と感慨深げに語っていました。この50年で世界は大きく
様変わりしてきましたが、南米の抱える問題は未だに解決されていないのではないで
しょうか。南米だけでなく、地球上には解決されない問題が山ほどあるのに、一部の人
達が利権を縦にしていて、このままではあらゆるところで二極化がどんどん進んでいっ
てしまうような、なんだかちょっとサムい気分になりました。色んな立場の人々がそれ
ぞれに納得の行く、びっくりするほど幸せでなくても、不幸ではない人生を送れると良
いですのにね。
…て自分で書いていて何を言っているのかわからなくなってきました。
ここの所の私はなんとなく、世界中の事が憂いに満ちているような、そんな気分が強い

のかも知れません。…って感傷的な年頃ってわけでもないくせに…(-_-;)
こんな私に今週もおつきあいいただきまして、ありがとうございました。m(__)m


Vol.2862006.11.20

一雨毎に冬が近づいてきている感じの今日この頃。
昨夜今季初となるマフラーを捲きました。私としては手袋&マフラーは12月になってから、
という不文律(ってほどのことか)があったのですが、ここのところの寒さに数日前か

らバッグの中にしのばせておいたのでした。職場では風邪ひきさんが急増中です。
皆様もどうぞお気をつけくださいませませ。
 
携帯電話の番号ポータビリティ制度が開始してそろそろ1ヶ月になりますが、
先日「ケータイ変えました」というメールを貰いました。
私はPHSなのでこの制度にはほとんど感心を持たずおりましたが、「番号が変らなくて

もアドレスが変るんだったら、番号が変るより手間がかかるじゃん(T_T)」なんて他人
事ながら文句言ったりしておりました。←なんですぐケチつけるかねぇ、ほんとにもう。
新聞・ニュースでは「auの一人勝ち」と報じられておりますが、そのお知らせをくれ

た友人も「ドコモ→au」組でした。うーん、恐るべしau。って言うにはサンプル数
が少なすぎ。(^^ゞ
そうだ、アドレス帳を変更しなくっちゃ。メールの文面から登録する方法は何度かやっ

た事あるからお茶の子さいさいだもんね、なんてイイ気になってまずは番号から、と登
録したら『この番号はすでに登録されています』との表示が出て一瞬「??」……あ、
番号ポータビリティか…。とほほ。この次こういうお知らせが来た時にはすすっとアド
レスだけ変更出来る私でありますように。


Vol.2852006.11.13

木枯らし1号が吹き荒れて、めっきり寒くなって参りました。
寒くなるのは構わないのですが、年末にどんどん近づいてきているというプレッシャー
に耐えられなくなってきていてツライ日々です。私の職場では年末商戦もいよいよピー

クを迎えつつあり、気分はもうすっかり2007年です。
先日も、某パン屋さんのシールがだいぶ貯まったので、何と交換してもらおうかとカタ

ログを見ていたら『旧シールは2007年9月30日で無効になります』と書いてあ
り、自分の集めたシールがほとんど『旧シール』だったので、「え・え〜(@_@);」っ
てガックシ肩を落としてしまいました。まだ2006年だと気が付くのに数分かかり、
気付いたときには「もうアタシ終わってるなぁ」と違う意味で肩を落としました。

さきほど「スタメン」という番組で「早過ぎるクリスマスムードにツッコミをいれる」
というコーナーをやっていました。私も先月の中頃にクリスマスケーキの予約が始まっ

ているのを知って違和感を覚えた事を書きましたが、実際、年々都内各商業施設の点燈
式等が早まっているようです。日本とは違い真の宗教心からクリスマスをお祝いしてい
る国々で行なわれた街頭インタビューでは「降誕祭の前から始めるなんてありえない」
と真面目に答える人や「日本人の方が宗教心にあふれているんじゃない?」と皮肉をい
う人がいました。日本では宗教行事とはかけ離れ過ぎたイベントと化しているのだから
「クリスマス」と言わなくすれば良いのになぁ。神聖な行事の日を商業主義にちゃっか
り利用されちゃってるんだからキリスト教団体も抗議すれば良いのに。そしてお寺さん
の経営する幼稚園出身の私は、クリスマスばっかり盛りあがってないで4月8日のお花
まつりももっと盛大にやってくれよーと思うのでありました。
まぁクリスマスが盛りあがろうがどうだろうが、年末の気忙しさがなくなる訳ではない

んでしょうけどね。ああ、こんな私にもいつの日か心穏やかに年の瀬を迎えられる日が
きますように…。



Vol.2842006.11.06

11月に入り、明日は立冬だと言うのに暖かい日が続いています。
私はまだ一度も上着らしい上着を着ていません。
どうせならずっとこの位の気候だったら良いですねー。
でもそうすると重衣料や暖房器具などが売れなくなって、経済がまた停滞してしまう
という事になるのでしょうか。
ん?という事は常夏の地方の経済はどういう風にしてなりたっているのでしょうかね?
うーん、ムツカシイ…。
しかしまぁなんでも経済効果ばかりで物事計るのは本当に良くありませんよね。
って、勝手にこんなネタを振っておいてすいません。


先月末から札幌から従姉が上京しておりまして、休みの日には「ガイド役」と称して
遊んでもらっております。SETの『ナンバダ・ワールド・ダンシング』やルミネthe
よしもとのお笑いライブを観たり、美味しい物を御馳走になったりしちゃってます。(^^ゞ
昨日は母を含めて3人で東京都美術館へ『大エルミタージュ展』を観に行きました。
今回の展覧会は「家庭の情景」「人と自然の情景」「都市の肖像」の三部構成で、ル
ネサンス以降のヨーロッパ絵画の名品80点がどどーんと公開されています。
美術について全く不勉強な私は、たまに絵画展に足を運んでも「あの空の色がステ
キ」だの「この風景懐かしい感じ」だのシロウト丸出しの感想を持つだけの野暮天です。
今回もその例に違わず、《聖母子》を観ては「あのキリストさん、中川家の弟に似て
ない?」だの《鳥の巣を持つ女》を観ては「足ちっちゃい!」だのと、よそさまに聞
かれたら眉をひそめられるに違いないような事をずっと言っていました。ハズカシ。
しかもウチの母も元々感性が似ていて私の言うことにいちいち「あら、ほんとネ」と
か合槌を打ってくれちゃうのでかなり調子に乗ってしまった気がしてます。しかも
「足ちっちゃい!」発言はちょっと離れて観ていた母と振り向き様に同時に二人で
言ってました。恐るべきDNAです。
2時間くらい鑑賞して、お決りのミュージアムショップにて気に入った作品のポスト
カードを買って美術館を後にしました。文化の日翌日に相応しく(?)芸術的な一日
でした。


Vol.2832006.10.29

プロ野球・北海道日本ハムファイターズが44年ぶり2度目の日本一に輝きました。

前回優勝時は前身の東映フライヤーズだったので、日本ハムとして、また、本拠地を

北海道に移して初めての優勝という事ですが、今回の盛り上がりは新庄選手がシーズ

ン途中で引退宣言をしていたことも拍車を掛けていたと思います。新庄選手の事は1

0年くらい前ですか、突然引退を発表した直後に「お父さんが倒れたので辞めるのを

やめます」と言った時から注目していました。それから米大リーグで活躍、ふらりと

(って事はないんでしょうが)帰国して日ハムに移籍、常に野球界の話題の中心に居

続ける花も実も兼ね備えた素晴らしい選手だと思ってヒソカに応援していました。引

退会見でも「野球のユニフォームは脱ぐけれど、これからも新庄剛志は「新庄剛志」

として皆さんを驚かせる事をやりたい」と笑顔で話していたのを見て、今後がますま

す楽しみだなぁと思っております。

対する中日ドラゴンズは今年もし優勝すればこちらは「52年振り」だったそうで、

それはまたそれで盛りあがった事でしょう。落合監督の「強い者が必ずは勝てないの

がスポーツ」というコメントはいかにも「オレ流」だなぁと思いました。


10月26日(木)、栗田かおりさん御出演の〈声の劇団イマージュ・プロデュース

公演〉『銀河鉄道の恋人たち』を観ました。宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』をモチーフ

に、広島で幼児被爆した青年とその恋人の悲劇を通して人類の平和と幸福について考

えさせられる作品で、北朝鮮の一連の核実験問題に揺れている今日に実にタイムリー

な企画でした。

自民党中川政調会長に是非観ていただきたかったです。

栗田かおりさんはナース役での御出演で、制服がとてもお似合いでした。

女ばかりの職場を描いている私達なので「次はナース物?」とか言われる事がありま

すが、サーティーズにはナース姿の似合うメンバーがいないなぁと、ふと思った私で

した。


Vol.2822006.10.23

そろそろ紅葉の便りが届き始めました。

先週実家から様々な食糧が送られてきて冷蔵庫はパンパン、うほうほな暮らしをして

おりましたが、いよいよそれも尽きてきたので今日久々にスーパーに買物へ行ったと

ころ、なんともはやクリスマスケーキの予約が始まっていました。え、えー!?もお?

只でさえ追われるように日々を過ごしているのに、今からクリスマスの事なんて考え

たくなーい。ああ、いつからこんなヒネた人間になってしまったのでしょう…クリス

マスが待ち遠しかった頃が懐かしいです(>_<)

最近テレビの報道系番組で「まぐろが食べられなくなる」と騒いでいます。なんでも

日本の乱獲が発覚した為に来年から5年間漁獲量を減らさなければならなくなった、

という事らしいんですが…皆さん、そんなにまぐろって食べますか?街頭インタ

ビューで「もー、まぐろがたべられなくなるなんて困るわ」とか「いやぁ毎日コレだか

らねぇ」とか言ってる方が続出してたんですけど、なーんかねぇ?我家はまぐろに限

らず高級食材とは縁のない生活なので、なんのコメントを差し挟む立場にもないので

すが、どうもなんかマスコミによって様々に煽られてばかりいるような気がして、ま

ぐろが食べられなくなる、という事よりもそっちの方が気になっちゃったりしたので

した。「美味しい魚=まぐろ」と決めつけないで色々な魚を美味しく食べる工夫を皆

がすればもっと楽しい気がします。あ、ウチはまぐろなんてほとんど食べない、って

今の今まで思っていましたが、ふと思い出しました。早い時間に魚屋さんに行くと、

サク取りしたあとの端っことかをまとめて安く売ってるのを買って来て、沢山のパセ

リと共にオリーブオイルで焼いたり、パン粉を付けて揚げて食べたりします。なかな

かイケますよ。まぁでも生ではほとんど食べないので、同じ事でしょうか。


なーんて、なんでこんな話をしてしまったのか我ながら謎です。相変わらず頭はボケ

ボケなまま過ごす毎日。先日はその前日から曜日を間違えていた為に、ゴミの日を1

回スルーしてしまいました。またそういう時に限って妙にゴミが多かったりして。明

日はリベンジです!ってそれほどの事か?

今週もお付き合いくださった皆様に心より感謝申し上げます。m(__)m


Vol.2812006.10.16

恐怖の徹夜から1週間、やはりなんとなく頭も体もすっきりしないまま過ごしてしま

いました。朝起きて目にしたテレビ番組で1週間経った事に気付いたというマヌケっ

ぷり。まぁこの調子でシーズン終了までボケ続ければ意外と早く時が過ぎるかもしれ

ません。ってまた、そんなに急ぎたいわけではないのですが。


10月13日(金)、キンダースペースさんのアトリエ公演を観に、おなじみの西川

口へ行きました。原田さんにもキンダースペースの皆さんにも、3月の『えれくと

ら』以来すっかり御無沙汰しておりましたので、えへへ、すいません、って感じだっ

たんですが、アトリエに入ると中の様子がすっかり変貌を遂げていたので驚きまし

た。壁を取ったりする大工事を劇団員の皆さんで作業されたというので更に驚き!流

石はキンダーの皆さんです!

演目は芥川龍之介の小説『アグニの神』『南京の基督』の短編2本。今回脚本をお書

きになったのは、サーティーズとは『彼女…』で知り合い、『Smoky Chat』で

演出助手をやっていただいた一瀬たかねさんです。どちらの作品も、中国大陸を舞台

に囚われの身である美しい少女と彼女を救いたいと願う日本人男性のお話で(…と私

の中で共通項で括ってしまいましたが)、この男性二人のとても純粋な感じがよかっ

たです。初舞台の三枝さん、畝本さん、客演の柿森さんも好演されていました。瀬田

さん、古木さんは改めて申し上げるまでもなく、とても美しくとても素敵でした。終

演後に原田さんのお話を聞いていて、たぶん私は原田さんの仰る事の半分も理解でき

ていないのでしょうけれど、またまたやっぱり原作を読まなくては!と思いました。

芥川龍之介の作品は教科書に載っていた『トロッコ』や『鼻』『芋粥』くらいしか読

んでいないような気がしてお恥ずかしい限りの私です。…ていうか圧倒的に読書量が

少ないのです…(-_-;)そして芥川も今私が気になっている大正時代の運命と共に生き

た人です。やはり大正時代について勉強したい、と改めて思った…割には図書館にも

とんと御無沙汰の私ですが、また時間を作って頑張りたいと思います。

2006年度も下期に入ったことだし、気を引き締めてまた1歩ずつ始めなくては、

と思った西川口の夜でした。


Vol.2802006.10.09

お月様の綺麗な季節になりましたー。

今朝は電車の中から富士山も綺麗に見ることができたし、空気の乾燥した良い気候に

なってきたんですねー。ひゃっほう♪

お蔭様を持ちまして、頭痛の種だった大仕事を取敢えず終える事ができました。その

日は長い長い一日でした。昨年も同じ日に同じ仕事で徹夜をしたのですが、この1年

で体力が異常に衰えているのをつくづく感じました。そういえば最近白髪もチラホラ

と出てきました。以前は白髪かな?と思って切ってみたらただ色の抜けた透明の毛

だったりしたのに、今ははっきりと積極的な白髪だったりして、まぁそれはそれで誰

でも1度は通る道ですんで、特にイヤだなぁという事でもないのですが、体力の衰え

は死活問題です。なにしろ今の仕事は体力勝負。重い荷物が持てなくなったらもう終

りです。何の資格も特技もないので40過ぎて転職というのもなかなか…。ってここ

でグチってどうする。若い内から先を見越して努力をしてこなかった自分を恨むしか

ありません。なーんてね、グズグズ言ってすいません。とにかくやるしかありません。

そんなこんなで仕事のことで鬱々とした日々が続いておりますが、今月は毎週色々な

舞台を観られそうな事になっておりまして、年末の繁忙期を迎える前に少し頭と心を

リフレッシュさせたいなぁと思っております。顔の前ににんじんをぶら下げて走る馬

のようなもんです。でも一生懸命走った後のにんじんはすっごく美味しいんですよ

ね。そう自分に言い聞かせて、日々励んで参ります。

うーん、今週はなぁんにもネタらしきものがなくてすいません。お読みいただいた皆

様に篤く御礼申し上げます。m(__)mm(__)mm(__)m


Vol.2792006.10.02

10月に突入しましたー(゜-゜);

毎年8月の終りからこの10月の頭というのが、私の最も頭の痛い時期です。あ、こ
れは症状としての頭痛ではなく、いやそれもありますが、年末の大仕事の前段階とし
てやらなければならない事が山積みで、頭の中がパニックを起こします。いきなりあ
れもこれもは無理なので、少しずつ解決できるようにその日の内に片付ける事柄を決
めてそれに集中するように心掛けるものの、不測の事態ばかりの職場ゆえなかなか思
うように捗らず、イライラして集中力がなくなってしまう、というのを繰り返す毎日
です。そうこうする内に期限が迫ってきて焦りが極限に達すると、今度は「もーいい
やー、どーでも。どうせなるようにしかならないんだし」なんてナゲヤリな態度に
なってしまうのですが、でもその方が却って集中できたり、ボっと良いアイディアが
浮かんだりするもんですよね。…って今そう書きながら、この圧迫感から逃れようと
している私です。何しろ期限が4日後に迫ってきて、脳みそがはちきれそうになって
しまってるもんですから…(@_@)…と更に今そう書きながら、最初からナゲヤリなユ
ルユルな態度で臨めばいいんじゃないのか?と気が付きました。しまった。8月末に
この事に気がついていたら、無駄にイライラしなくて済んだのかも…。でも私の場
合、きっとまた別の事でイライラしちゃうんだろうなぁ。(-_-メ)あーん。解脱したーい。

10月といえばテレビ番組の改編期ですねー。7−9月は珍しくドラマを2本、毎週
びっちり見ていました。阿部寛さん目当てで『結婚できない男』と、主題歌が懐かし
い曲だったので『不信の時』。どちらもなんとなく見始めたのですが、けっこうハ
マってしまいました。『不信の時』は何が凄かったと言って出演者の顔ぶれが、なん
となーく昭和を感じさせてくれて楽しめました。原作を読んでみようかと思って図書
館のHPで調べたら、なんと予約待ちが40人となっていましたー。うわー。でも半月
経つし、そろそろ皆さん読み終わった頃かもしれないので今度図書館に行ったら借り
られるかな?以前、図書館から電話が来て「予約いただいてた本が戻ってきました
が、まだ読みますか?」と聞かれた事がありました。変なこと聞くなぁと思ったら、
ブームが去ったら「もういいです」という方が結構いらっしゃるそうで。
10月からの新番組は全くチェックしていませんが、また面白いドラマがあるといい
ですなぁ。NHKの藤山直美さん主演『芋たこなんきん』は見逃せない!と思いつつ、
早速1回目から見逃してしまい、「アホやなぁ」って感じです。

今月28日から31日のゆいかんぱにー第1回公演に深水みゆきが出演いたします。
トップページのニュース欄に詳細がありますので、是非御参照の上、御来場ください
ますようお願い申し上げます。


Vol.2782006.9.25

早くも金木犀があちらこちらで香り始めました。
金木犀の香りは、なんの前触れもなくいきなりふわっっと風に乗ってやってくるので
毎年驚かされてしまいます。今年はその「一番香」(←そんな言葉ないです、すいま
せん)を感じたのが夜だったので「気のせいかなぁ、でも匂うよなぁ、でもまだ早い
よねぇ」なーんて頭の中でぐるぐる考えながら鼻をヒクヒク、あたりをキョロキョ
ロ、と、かなり挙動不審な私でした。あ、そういえば若者が「挙動不審な行動を取
る」事を「キョドる」と言ってましたな。「日本語が乱れている」とか「オカシナ造語
はけしからん」とか、そのような御意見については異論のないところですが、なんか
ちょっと笑えちゃうようなのは許してしまう…というか私の日本語は既に乱れており
ます。すいません。(-_-;)

先週、台風で足止めを食った同僚が2日遅れて出社しました。今回パックツアーだっ
た為、延長の宿泊費は勿論、帰りの飛行機代まで自己負担だったそうです。あいたた
た。もう1回旅行出来たねー、なんて思ったけど言いませんでした。本人は「どうせ
なら2度と戻って来たくなかった」と言ってましたー。わかる!

9月21日と22日、久しぶりに芝居を観ました。
21日は新宿シアターサンモールにてStudioLifeの『夏の夜の夢』。
ヘレナとハーミアを演じる役者さんが二人ともディミートリアスとライサンダーより
も大柄だった事が新鮮でした。そんでまたこの4人が舞台狭しと飛びまわるんです。
ド迫力!
またオーデロン&タイテーニアの衣裳が素敵でした。タイテーニアがドレスの裾をは
ためかせながら歌い踊る姿は『妖精の女王』というよりも『ニューミュジック界の女
王』と言った感じでしたが、それがけっこうハマリました。

『夏の夜の夢』は私の文化学院時代の2期上の先輩方の卒業公演の演目で、
いろんな意味で思い入れのある作品です。かれこれ20年も経つというのに、観てい
るうちに当時の稽古中の事、本番中起きたアクシデントの事、打ち上げの後の事等、
もうすっかり忘れてしまっていたような事を次から次から思い出す、思い出す。一つ
の舞台で倍以上楽しんだ感じです。
翌22日は東京芸術劇場にて劇団俳小の『美しきものの伝説』。
大正時代を舞台に政治と文化・芸術について深く考えさせられる作品です。
って、また大雑把なまとめですが…(-_-メ)

子供の頃「なぜ日本の今の時代に生まれてきたんだろうか」と考えることがよくあっ
て、その度になんとなく「大正時代の方がよかったなぁ」と思っていました。新しい
文化が次々と生まれたというイメージと、まだ戦争に負けていなかったという事から
かも知れません。

今回この舞台を観ながら、昭和の暗黒時代に繋がる重要な時代だったのに、この時代
についてはほとんど勉強した事がなかったなぁと改めて思いました。ちょうど平塚ら
いてうについて探ってみようと思っていたのでこれがまた良い弾みになりそうです。
最後の場面で大杉栄が「大正を美しいという人がいるが、この時代は美しくなどな
かった!」という台詞を聞いて、某新総裁の著書を思い浮かべちょっとぞくっとした
私でした。


Vol.277 2006.9.18

秋の長雨が続いたと思ったら、今日は台風13号が九州に上陸しました。
そのせいか今日の頭の痛さといったら尋常ではなく、スーパーの食品売り場で立ち止
まり、鞄から頭痛薬を取り出してその場で飲むという荒業(?)をせざるを得ない状
況でした。頭痛歴30年の私ですが、思い返してみても夏から秋へ変るこの時期が一
番ツライですね。

今私の職場では夏休みシーズン真っ盛りで、ちょっとずつ日程をずらしながら順次休
みを取っていますが、先週から石垣島方面へ行っている同僚が、この台風の影響で足
止めを食っているという連絡が入り、ちょっと盛りあがってしまいました。
台風シーズンにはよくニュースでよく見聞きする話題ではありますが、実際に近くの
人がそういう状況にあるとなると、なんとなく「おおー」って感じになりません?
なんかちょっと羨ましいような気にさえなったりして。って、私だけ?
延泊の費用は誰が持つのか、というのがちょっと気になるんですが。彼女が無事に
帰って出社したら詳しく話を聞かせてもらう事にします。
なんて、台風で被害に遭われている方もいらっしゃるというのに、ノンキな事言って
すいません。謹んでお見舞い申し上げると共に、これからの進路にあたる方々の御無
事をお祈りいたします。

 ここのところ図書館ばかりで、書店にすっかり御無沙汰しておりましたが、先日久々に
近所の大型書店へ立ち読みをしに行きました。そして妙なモノを見つけました。
『えんぴつで徒然草』…吉田兼好の随筆『徒然草』が薄墨のインクで印刷されてい
て、その上を鉛筆でなぞって書く事で作品の世界を味わおうという主旨らしいので
す。そして御丁寧に「硬筆に最適な」2Bの鉛筆と、「書き易い」下敷きがセットに
なっているものもありました。いや、昔習った古典文学にもう1回触れてみようか
な、という気持ちはよくわかるし、きっとただ教えられていた10代の頃よりも、
ずっと理解力も増していて楽しく読めると思うのですが、だからといってここまでし
てくれなくても良いよなぁ、と思うのです。

書き写したければ、原本を見ながら自分の好きなノートに自分の字で自分の好きな筆
記具を使って書けばよいのになぁ、と。うーん。でもこういうお節介チックな商品て
売れるんですよね、意外と、というよりかなり。うーん。どうも根が天邪鬼な私は、
どうせ書くならそれこそ「つれづれなるままに、心にうつりゆくよしなしごとを、そ
こはかとなく」書く方がいいなぁと思ったりします。そういえば、と思い出して高校
時代の古典の教科書を出してみたら、まぁそれとなく勉強の跡が垣間見えるような書
き込みと共に「ねむーい」だの
「げげ。なんだっつうのよ」(←意味不明)だのと言った授業中の心の動き(?)ま
でもが書かれていたので恥ずかしくなりました。(~_~;)せっかく久々に手に取ったの
で、試験範囲から外れた為に開きもしなかったページなども読んでみようかと思います。


Vol.276 2006.9.11

妙に蒸し暑い日が続いたと思ったら、本日未明から明け方にかけて恐ろしく激しい雷
雨になったようでした。私はふと3時頃目が覚めて「バリバリバリ」という音を聞き
ました。一目稲妻を見ようかとも思ったのですが、体が重くて動かせず、「ふわ−、
雷鳴ってんのぉ?窓閉めたぁ?」と言っただけでまたすぐに眠りに入ってしまいまし
た。家人は長時間に渡る激しい閃光と轟音で眠れなかったそうです。私は全くそんな
事にはおかまいなく、最近また続けて見ていた「ああっ!もう間に合わないよぉっ
!」という夢に悩まされる事もなしに朝までぐうすか寝ちゃいました。関東地方では
家人と同じように全く眠れなかった方が大勢いらっしゃる御様子で…なんとも申し訳
ないような気分です。(~_~メ)

先日、図書館で何気なく林真理子さんの『天鵞絨物語(びろうどものがたり)』を手
に取りました。裏を返してあらすじを読むと「贅沢でハイカラな学校として知られる
文化学院に通う十八才の晶子」とあったのでついそれだけで借りてしまいました。
簡単に言うと昭和初期の上流社会を舞台に主人公晶子と彼女を取り巻く人間模様を描
いた作品でした。林さんの小説は数多く読んでいて、そういえば文化学院時代、卒論
を見ていただいた長岡輝子先生に「あなたは日頃どんな作家を読むの?」と聞かれて
答えたのがこの林真理子さんのお名前でした。あ、脱線しました。(^^ゞお話は昭和
11年から始まるので、当時の日本の文学界・芸術界を代表する方々が教鞭をとって
いらした頃ですが、なんと創立者の西村伊作先生が登場して晶子と親しくお話する場
面があってちょっとオドロキました。何しろ私にとって伊作先生は写真や文献でしか
触れる事のない、とても遠い存在だったので。その伊作先生の「本当に素敵な日を過
ごしてきたんだとひと目でわかるいいおばあちゃんになりなさい」という台詞は「あ
あ、いかにも文化らしい」と思わず頬がゆるみました。また物語の展開中「文化学院
では…」とか「文化学院の友人達は…」とか事ある毎に出てくるので読んでいてなん
だかくすぐったいような、「そんなに何度も出さなくても」みたいな気分になりまし
た。あとがきに『文化学院に多大な協力をいただき』とあったので事務所のN女氏の
顔を思い浮かべたりもしました。この物語において、主人公が文化学院出身であると
いう事がどれほどの意味を持っているのかと考えると、母校に対する様々な思いから
冷静な判断ができません。是非卒業生以外の方のご感想を聞いてみたいです。まぁそ
の意味があってもなくても、林さんが我が母校・文化学院に何かしらの思い入れをし
てくださって、一つの作品に仕上げてくださった事が単純に嬉しい事でありますが。
なんてね、私なんて末端の一卒業生ですけどネ。あ、誤解のないように付け加えます
と、私の頃も良家の子女は沢山いらっしゃいましたが、私は「贅沢」でも「ハイカ
ラ」でもない単なる野暮天学生でした。(;_;)

現在文化学院は蔦の絡まるアーチで有名だった校舎を建て替え中で、再来年の春、近
代的な見事なビルヂングに生まれ変わるそうです。建物は変っても「イサクイズム」
はずっとずっと守り続けて欲しいなぁと、これまた一卒業生として静かに願う私です。


Vol.275 2006.9.04

待望の9月になりました。(^o^)v

1日の朝、通勤の車内で女子学生2人組が「…つーか、なんで初日から雨なわけぇ
?」とぶーたれているのを聞いて、「そーか、今日から学校か。そーか今日から9月
か」とちょっとホッとしました。9月に入って陽射しはまだ強いものの、風がすっか
り変わって過ごし易くなりました。うーん、これこれ。この感じを待っていました。
一年中秋だったらいいのになぁ。『常秋』…なんかちょっとうら寂しい感じがこれま
たステキじゃありませんか。

今日はホリエモンの初公判という事で、朝からテレビで騒いでいます。
久しぶりに『こたえてちょーだい』を見ていたら、「ここで予定を変更いたしまし
て、堀江被告初公判の様子を現場から中継でお伝えします」と報道センターに切り替
わりました。
そして開廷してからの状況を伝えるべく、東京地裁入り口前からの中継が始まったわ
けですが、記者達がかわりばんこに時間差で法廷から走ってきては息を切らせて原稿
を読む、という、まるで吉本新喜劇・辻本茂雄さんの『ローテンショントーク』のよ
うな(ってわからない方にはごめんなさい)映像でした。終いには法廷画家まで登場
していました。傍聴席の人ってそんなに出たり入ったりしていいの?新聞のテレビ欄
をチェックしてみたら、NHK、日本テレビ、TBSでは予め枠を設けて報道してい
るから見たい人はそっちを見るんだし、たぶん『こたえてちょーだい』を選んだ人は
あまりそっちは気にしてないんじゃないかと。私も今日はどうしても『こたえて
ちょーだい』が見たいのに、まさかこのままホリエモン報道を続ける訳じゃないで
しょーね!と、なんだか急に心配になって、発作的にフジテレビに電話をかけてしま
いました。(^_^;)数コールの後「こちらはフジテレビです。ただいまお電話が集中し
て大変掛かり難くなっている事を御了承ください」というテープが流れてきました。
よく「番組に抗議の電話が殺到」とかいうのを聞きますが、私の『番組への抗議デ
ビュー』はその機会さえ与えられずに終ってしまいました。でも数分後にまたスタジ
オに戻り、私がどうしても見たかった福島カツシゲさん出演再現VTRも無事見れま
した。心配して損しちゃいましたー。それならそうと初めから「でも予定しているV
TRは全部放送しますからね」って言ってくれれば良いのになぁ。…そんな事を要求
するのは視聴者の身勝手でしょうか?

ホリエ報道中、他局をザッピング(←死語?)していたら、テレビ東京だけは全く関
係のない番組を放送していてホッとしました。流石は世間に流されない番組作りが定
評のテレビ東京!信念を持って行動するってすばらしいなぁって、改めて思った私で
した。


Vol.274 2006.8.28

ようやく夏の終りが見えてきました。

今日は、私の夏の必需品・日傘と汗取りの為の首巻
(薄手で大判のハンカチを使用しております)なしで歩きましたが、
汗をかくこともなかったばかりか、車内の冷房がいささか寒くさえ感じました。
シメシメ…(^_^)このまま静かに秋に突入していってくれるといいのですが。
しかし9月の残暑がキビしいのもまた世の常ですよねぇ。

先日のニュースで、東京都内のいくつかの区の小学校では完全週休2日制によって
減った授業時間を少しでも取り戻そうということで、今年から2学期の始業式を
8月25日に早めた、と言っていました。そしてなんと始業式に続いてすぐ授業も
行なわれたそうです。えー、そんなのヤダナー、と思って見ていましたが
子供達は特に不満そうでもなく元気に机に向かっている様子でした。
私がその中にいたら、「なんでウチの区だけなのぉ〜」とぶーたれるか、
「都として統一して実施して欲しい」とナマイキ口をたたくか、絶対文句を言ってい
たに違いありません。…子供達が笑顔でいたのはテレビカメラが入っていたからか?
とふと思った私って…(-_-;)

いずれにしても、始業式の日から授業だなんて私だったらやっぱりやだな。
だって宿題提出までの時間が短か過ぎるではありませんか。
『やってあるけど持って来るのを忘れました』というネタで何回乗り切ったことか。
そんなバレバレな言い訳でも先生も結構許してくれたもんでした。
いや、呆れかえっていただけですか。
まぁ宿題はやってもやらなくても、結局は全部自分に返って来るという事でしょうか。
今度また人間に生まれたら、そこらへんをきちんと考えて幼少時代を過ごしたいと
思います。←反省してるなら現世でやれ、という気も…。っていうか、もういい加減
「8月→夏休み→宿題やってない」という図式を頭の中から
消してもいい歳なのに、いつまで小学生気分なんだっつーの、て事ですね。(>_<)
今月一杯夏休みのお子さん達は、どうぞ残りの数日、悔いの無い夏休みを
お過ごしください。そうでないと私のように、40過ぎてもまだ宿題の悪夢から
逃れられない大人になっちゃいますよー。とほほのほ。(>_<)


Vol.273 2006.8.21

残暑厳しき折り、皆様いかがお過ごしですか?
今年は気温よりも湿度による暑さがツライような気がします。
例年に比べて、風が吹いているのに超ジットリしている、という日が多い様に感じます。
やはり日本はどんどん「熱帯化」しているんでしょうか…。
それでも8月もあと10日ばかりとなりましたので、もう一踏ん張り。
耐え難きを耐えることにいたしましょう。はぁ〜(@_@);

こう暑いと家に居ても昼寝をするばかりで、本を読むのも遅々として進みません。
図書館の借りられる期限がもっと長ければいいのになぁ…っていうより
2週間できちんと読み切れる量だけ借りて来い、って話ですね。とほほ。
図書館に行くとタダだからという訳でもないのですが、ついつい限度の10冊まで
選びたくなってしまう私。うーん、強欲。それでいて読み切れないんだから
困ったもんです。最近は「東京裁判」関連を2冊、「下山事件」関連を2冊、
ゾルゲ事件の被告・尾崎秀美関連を2冊を、間に2002年に惜しくも亡くなったナ
ンシー関さんの、没後出版されたのを2冊挟みながら読みました。

ナンシー関さんの作品は姉が買ってくる文庫や週刊誌・月刊誌の連載でいつも楽しん
でいました。ナンシーさんの発言は、家でテレビを見ながら母と姉と3人で話してい
る内容ととっても近い意見だったので、
「ねぇねぇ、ナンシーもこう言ってるよ〜!」とか「この間のアレ、やっぱりナン
シーも見てたよ」とか「ははーん、流石に上手い事言うなぁ」とか、ちょっとした答
え合わせ的感覚だったでしょうか。そのナンシーさんが亡くなってからは、読みたい
気持ちとなんとなく遠ざけたい気持ちとが同居していました。それで欲しいと思いつ
つ、積極的には探していなかった『ナンシー関大全』を図書館で見つけて借りたので
すが、とてもとても2週間で読み切れるものではありません。やはり手元に置いてお
きたい1冊ですがもう絶版になっているということらしいので、古書店へでも行って
探してみようと思っています。
この他にも2冊借りていますが、すでに返却期日を1週間ほど過ぎてしまったので諦
めて一旦お返しする事にします。図書館の方、いつも遅れてすいません。m(__)m
今回は時節柄か、ちょっと硬めの、重めのものばかりだったので、次は軽いミステ
リーでも借りる事にしようかな。どういう本を読みたいかというのは何を食べたい
か、と似ていて、その時々の気分で変るので面白いですね。あ、それは映画も同じで
すね。
秋になったらまた良い映画が観たいです。


Vol.272 2006.8.14

8月も3週目に突入しましたー。

もう大人になってウン十年と経つのに、学校時代のトラウマでしょうか、
いまだに夏休みの残り日数が頭の中でチラチラしてしまいます。
今の時期は「半分過ぎちゃったけどまだ2週間あるから大丈夫だもんね」って感じで
すか。何が「大丈夫」なのかっていうのがイマイチ不明ですが。
しかしイマドキのお子さんはお家にパソコンがあれば色んなお調べものが
簡単にできるから羨ましいですねー。と、毎日の気温を書き込んで折れ線グラフを作
成する宿題の事を思い出してそう思ったわけですが。小学3年生の時のその宿題は
毎日気温をチェックするのを忘れた為になんだか中抜けばかりのとほほなグラフに
なってしまったのでしたー。やだやだ。今になって思うと宿題っていうのは「物事に
対してどのように取り組んでいくか」を身につける為のものだったんですねぇ。夏休
みのこの季節、グータラだった自分(あ、今もか)を鮮明に思い出してブルーになり
ます。とほほ。

8月13日は地元の大きな花火大会でした。合併前の旧・大宮市・与野市・浦和市が
『3市合同花火大会』と銘打って行なっていた花火大会がさいたま市になった後も引
き継がれた、県内最大規模の大会です。
浦和の大久保浄水場の辺りで打ち上げられるそうなのですが、これが家のリビングか
ら楽しめるのでとても重宝(?)しておりました。
しかしこれが財政難の煽りでしょうか、今年で最後だったそうで…。無理して政令指
定都市なんかになって花火大会の一つもできなくなっちゃうなんて、なんだか本末転
倒のような…。うーん。こうして市民の楽しみはどんどん削られて、なんだかんだと
税金は上がるわ、物価は上がるわ、で益々格差は広がって、住み難い日本になってい
くんですねー。
って、そこまで話を大きくしなくてもよいのか?
それほどまでにこの大会がなくなるのを淋しく思う、という事でひとつ御勘弁を願います。

先週の3つの台風(外国並に名前を付けるとすると、〈トン吉・チン平・カン太〉か
なぁ。)が上陸せずに去って行ったと思ったら、今日また新しいのが来てるらしいです。
どうぞ皆様御無事でお過ごしくださいませ。


Vol.271 2006.8.07

梅雨明けから涼しい日が続いたと思ったら予想通りのこの猛暑。
私の職場では先月からちょびちょび風邪が流行っておりますが、私も喉をやられて
しまいましたー。(>_<)口内炎と喉の痛みって、たいした事なさそうなのに実はなん
だかとってもツライです。暑さのせいか衝動的にカレーを作ったその晩に、カレーが
沁みるわ、味はわからないわ、でちょっとガッカリでした。早速風邪薬とビタミンC
を投与して、まぁそこそこに効果を得ましたが完治にはいたっておりません。うがぁー。

そんな中、8月5日は「観劇二本立てデー」でした。
この日も朝から強い陽射しが照り付けて、こんな日は家に居るより出掛けた方が
良いというほどの暑さ。
昼間は下北沢駅前劇場にて、野崎数馬プチプロデュース公演『サルモノ。』
劇団SETの野崎数馬さん、西海健二郎さん、長谷川紀子さんと、西秋元喜さん、福
島カツシゲさんの5人によるユニットの第二弾公演です。
「人生のほとんどが辛い事ばかりだからもう死んでしまおう」と決めたOLを、
3人の死神と〈ビジュアル系ロックバンド『死神』の元メンバー〉という青年が救うという
お話(って簡単にまとめ過ぎてます。すいません)で、ダンスあり、笑いあり、太鼓
のパフォーマンスあり、盛り沢山の約2時間でした。エアコンの噴出し口からの強風
に直撃されながら、自殺防止委員会のキャンペーンに良さそうな舞台だなぁと思いつ
つ観ておりました。終って外に出たらあまりの温度差に震えが来ました。(@_@)

そして夜は麻里ちゃん出演の『広島の姉妹』。1945年8月6日の朝、日常を暮ら
す市井の人々を突然襲った原子爆弾。被爆した姉妹と町の人々の様子を15歳の少女
・秋子の視点で描かれていました。麻里ちゃんは秋子の姉の役で、戦時下にありなが
ら夢や希望を持ち、明るく生きる娘さんを、少女時代を含めて無理なく演じていまし
た。広島弁がなじんでおりました。以前「知覧の食堂のおばさん」を演った時にも思
いましたが、
麻里ちゃんの「方言もの(?)」はイイですよ♪
私自身が姉を持つ妹なので、妹目線の物語にはぐぐっと共感させられてしまいます。
麻里ちゃんの「妹と連れだって遊ぶ姉」の姿がとても微笑ましく、それだけに原爆の
酷さをより痛感しました。
期せずしてこの日は「人間の命」について考える一日となりました。

今朝新聞の天気図を見たらなんと台風7・8・9号が続々と日本列島に向かってやっ
てきています。どうやらそのお蔭で少しは暑さがやわらぐようではありますが…
台風の被害がないことを祈ります。


Vol.270 2006.7.31

ようやく関東地方なども梅雨が明けた「とみられる」そうです。
今日は朝から気温も湿度も低く風も爽やかで、「よっしゃ!大物の洗濯じゃー!」
と久々にはりきってみたりして。と言っても洗濯するのは洗濯機ですけどね(^_^;)
そんなせっかく良いお天気なのに、「ずっと今日みたいなお天気だったらいいなぁ」
→「そんなわけないじゃん」→「またじっとりと腐りそうに暑い日が明日にでもやっ
てきちゃうにちがいない」と思考が巡り、意味なくブルーになる私…アホちゃうか。
アホちゃいまんねん、パーでんねん。←独りでやってろ!m(__)m

7月26日(水)宝生能楽堂へ野村狂言座を観に行きました。
この日の番組は『狐塚』・素囃子『黄鐘早舞』・『蝉』・『牛盗人』でした。

中でも面白かったのは『狐塚』…稲が実り始めた狐塚の田んぼに鳥追いを命じられて
出掛けた太郎冠者。初めの内は鳴子を鳴らして鳥追いに勤しむものの、夜になって、
その地名ゆえに狐が出てくるに違いないと思い始めたらもう怖くてしょうがない。
心配して様子を見に来た次郎冠者と主人を化けた狐と思い込み、次々に縛り上げてし
まう、というお話です。ひとりで作業していると、色んな考えが浮かんで頭の中でト
グロを捲いてどんどん大きくなっていっちゃうというのはよくある事です。太郎冠者
が恐怖と妄想に
突き動かされて、次郎冠者と主人を狐にしか見られなくなってしまう過程にはリアリ
ティがありました。あれ?観ていた時は面白くて笑っていましたが、こうして思い起
こしてみると、
なんかコワーイ話ですねぇ。(~_~メ)
最後の場面で縄を解いて逃げる二人を、太郎冠者が「やるまいぞ」と追うのですが、
これはかなり意外な感じでした。勘違いにせよ何にせよ、主人を縛った事を叱られて
太郎冠者が「やるまいぞ」と追われて終るのかと思いつつ観ていたので。
このあと屋敷に帰って太郎冠者は叱られるかしらん、と考えてみたのですが、
きっとこの主人ならそうはしないような気がしました。
何しろ用を言い付けた後に、「淋しかろう」と様子を見に来るほどのお人柄ですものね。
次郎冠者は「職場の同僚」というより「同じ釜の飯を食う仲間」でしょうか。ある時
は主人に対する愚痴を言い合ったり、またある時は主人に隠れてこっそりいたずらを
してみたり、そしてまたある時には仕事を押し付けあったり。次郎冠者が出てくると
人間関係がより膨らむのでそれだけで楽しくなります。
いつか「次郎冠者特集」をやって欲しいくらいです。なんちゃって(^^ゞ
『牛盗人』では萬斎さんの御子息・裕基くんが健気な子供を熱演しておられました。

さあそして明日から8月です。
麻里ちゃん出演のオフィス・サエ公演『広島の姉妹』も明日初日を迎えます。
どうぞお出かけくださいますようお願い申し上げます。


Vol.269 2006.7.24

梅雨前線が停滞して各地に被害が出ています。
街中に水が溢れて川のようになっている映像を見るだけでも
足腰や背筋が冷える思いがします。
被災地の方々の御苦労を思うと本当に言葉もありません。
心よりお見舞い申し上げます。

そんな中、気がつけば世間サマは夏休みに入ったそうな。
朝日新聞朝刊に連載中のいしいひさいちさんの『ののちゃん』で
「お昼だと気付かれるとメンドウだ」と言って時計をぐるぐる回してしまう
お母さんが描かれていましたが、ほんと、お子さんのいらっしゃるお宅は
大変だろうなぁと思います。全国のお父さんお母さん、8月末までガンバッテくださいネ。

先日、渋谷シネマ・アンジェリカで上映中の麻里ちゃん出演映画
『いくつもの、ひとりの朝』をみゆきちゃんと一緒に観に行きました。
麻里ちゃんは主人公・真奈美の母親で、夫がリストラされた事も打ち明けて貰えず、
更に求職中に愛人を作られ出て行かれてしまうという、実になんとも痛々しい役所で
した。麻里ちゃんのシーンの後、そんな日頃見られない麻里ちゃんの姿をみゆきちゃ
んと並んで観たことがなんとなく照れ臭くてふっと笑ってしまいました。
…我ながら意味不明。(~_~;)
物語はこの主人公・真奈美が、そんな父親の真意を問質す為に女性と暮らす父親
の住いを訪れる、というものです。真奈美役の清水美那さんが、大人の世界も知りつ
つ、根は純粋な心を持つ娘を好演していらっしゃいました。

40分のショートフィルムですが、なかなか見応えのある作品です。
28日まで上映中です。

そして28日にはみゆきちゃんと吉川秀樹さんのユニットによるドラマコンサート
『金子みすゞの軌跡』が三鷹・沙羅舎にて上演されます。
どちらもトップページに詳細が出ておりますので、どうぞ御参照の上、
お誘い合わせてお出かけくださいますよう、お願い申し上げます。m(__)m


Vol.268 2006.7.17

ぐはぐはぐはー(@_@)毎日毎日アヅイですねー。
毎朝暑くて目が覚めるのですが、今朝の我家は6時の時点で既に
「気温30度・湿度70%」というオソロシイ事になっていました。うっそーん。(>_<)
こんな日が確実にあと一月半は続くかと思うと…キビシーッ!
あまりの暑さに堪えかねて伸び放題だった髪を切りに美容院へ行きました。
っていうか、こんなに伸びる前に行けよ、ってなくらいの久々加減なんですが。
電話で日時の予約をすると必ず「担当者のご指名は?」と聞かれるのですが、
何しろ年に2〜3回しか行かないもんで、もし名刺を引っ張り出してどなたかを指名
したとしてもきっと「なんで私を指名したんだろう?」って顔をされるのがオチだと思って
いつも「ないでーす」と言ってしまう私。毎回その時に空いている人が切ってくれ
るって感じなんですが、この日、荷物を預けてヘアカタログ的雑誌をパラパラしなが
ら待っていると、
「お待たせしました」と言ってやって来たのは、なんと、この店で一番エライ〈ディレ
クター〉という肩書を持ち、いつもステキなショートカットで颯爽としていて、加齢
を全く感じさせない、以前からのちょっとした「憧れの人」でした。

カット前の「どんな感じにしますか?」というご相談タイムではちょっと緊張気味
だったのですが、カットが始まって少し話をしだしたら意外と「フツーのオバちゃ
ん」的な気さくな方でした。この日は若手が少なかったのか、カット後の流しもマッ
サージも全てこの方が
やってくださったのでしたが、流石にずっと店の頂点にいらっしゃる方だけあって
それはちょっとメンドクサゲではありました。^_^;でももしこの方を指名などしようものなら
店で一番の指名料が掛かってしまうと思っただけでも大満足…なんじゃそりゃ。

しかし流石にディレクターだけあって、雑誌をパラッとして「これのもう少し軽い感じで、
前髪はいつもおろしているんで、あー、こっちのこんな感じですかねぇ」とかいう
すごーくアバウトな希望しか言わなかったのに、瞬時に髪質を見極め、希望に添うように
スタイリングしてくださいました。更にちょっと気になっていた部分などのフォロー
なんかもしてくれて、スタイリングのコツもしっかり教えてくださいました。(^_^)
いやー、おかげでスッキリしましたよー。洗髪もめちゃくちゃ楽です。こんなに短い
のは高校2年の夏以来かも。翌日シャワー後に鏡を見たら高校時代と同じ顔してて
ビックリ&ガックリ…。でも職場の皆様には「似あうネー」と概ね好評だったのと、
さっき見たテレビで
カリスマ40代モデル・黒田知恵子さんも同じような髪型をしていらしたので、気を
取り直して毎朝スタイリングに励もうと思う私でありました。


Vol.267 2006.7.10

1ヶ月に渡って熱戦が繰り広げられたサッカーW杯も、ついにあと数時間で閉幕です。
残念ながら決勝戦は生中継も録画放送も見られないので、ビデオに録っちゃおうか
なぁ、と思っております。家に家人が昔録ったオリンピックのビデオが何本かあって、
それを見付けた時「スポーツ中継の録画って見てオモシロイ?」と、かなり不思議で
したが、まさか自分がそれをする事になるとは…。
でも、今大会で最後、という選手が多い気がして「今見ておかなくては」気分が
高まってしまっているという感じでしょうか。
先日のジダン×フィーゴ。試合終了後のユニフォーム交換がとても良いシーンでした。
裸で抱き合った後、フィーゴの汗でグチャグチャになったユニフォームを着た瞬間の
ジダンの笑顔がなんともステキでした。私の場合、試合そのものの面白さもさる事な
がら、そういう「人間の様子」が見たいのかも知れません。

その前日、サッカー中継中に「彼の国」から数々のミサイルが発射されていて
オドロキました。発射は時間の問題、と言われていたので驚いたと言っても
「なんて事を!」というのではなくて「本当にやったか」という感じです。
言う事聞いて欲しいからって悪さしちゃうなんて、将軍さまはさぞ甘やかされて育っ
たんだなぁと改めて思いました。ダダなんかこねたってダメなもんはダメ、余計怒られて
無駄にがっかりするだけ、と小さい頃に植え付けたうちの親はえらかったなぁ…なん
てね。従姉がよく言っています。『子供は親のするようにしかならない』って…って、
あれ?
ミサイル発射の話だったのになぜに子育て論に?
いずれにしても、武力では何事も解決しないという事だけは分かり合いたいものです。

そんな中、久々に映画を観ました。パトリス・ルコント監督の最新作『親密すぎるう
ちあけ話』…うーん、なんとそそられるタイトルでしょう。…は!いけない、いけない。
常々洋画の邦題には気をつけなくちゃ、と思っているのに、ルコント作品となると
ついうっかりしてしまいます。原題は『Confidences Trop Intimes』…あ、大丈夫
そうですね。ってきっちり訳せたわけでもないんですが。(^^ゞ
独身の税理士の事務所を精神分析医と間違えた一人の女性が訪れ、悩みを打ち明けら
れてしまうというお話でした。結果から申し上げると(ってそれもどうかと思いますが)、
その女性は彼が精神分析医でないことを知り、それでもやがて自ら悩みを解決する道を
見つけて、最後はまぁまぁ、俗にいうハッピーエンドって感じなんですけど。
途中見ている内に「これは誰の言っている事が客観的に見て正しい事なんだろうか」と
不安になってしまう瞬間があり、まるで『去年マリエンバートで』を観た時のような
頭の中がこんがらがる感じがしました。まあでも最終的には落ち着く所に落ち着くので、
それほどの事でもなくてよかったんですけど。
思えば『去年…』を見てから随分経つので、今観たらまた違う感じを抱くかも知れません。
そう思ったら急にまた『去年マリエンバートで』を観たくなりました。


Vol.266 2006.7.03

うっひゃーーーー。7月に入りましたよーーー。(゜O゜)
時の流れというのはオソロシイですねぇ。
同じ事を繰り返してばかりで自分自身は何も前進しないのに、
ただただ月日は流れて行くのです…とほほのほ。
これから夏が来て秋になって冬が来て…うわーん、一年て短い!
と言いながら、つい先日のことがすごーく昔の事のように思われてしまう事も
あったりして。一体私の頭の中はどうなっているんでしょう。
今流行りの脳力トレーニングでもすれば少しは改善されるのでしょうか。

7月といえばなんと言ってもバーゲンですよねー。(ですか?)
その昔バッグの販売員をしていた頃は、バーゲンで買物をする楽しみよりも
売上を作らなきゃいけない苦しみの方が勝っていましたが、現在は「買い専門」
なので気楽なものです。6月を過ぎたあたりからなんとなく、今季は何を買おうかなぁ、
と算段を始めたりそわそわしたりします。
それでも私の場合、いくらバーゲンだからとは言ってもセレブではないので
「じゃあ、ここからここまで全部いただくわ♪」とかいうんじゃなくて、
(って、セレブはバーゲンなんて行かないっつーの(-_-;))
じっくりと、手持ちのものとのコーディネートを考え、たまにはワゴンの中を
整理しながら(これ、お店の方にとっては大きなお世話なんですが、
こうする事によって頭の中も整理されるのです)、じっくりとお気に入りを選ぶわけです。
そして何年にも渡って着回し続ける、というわけです。(^^ゞ
は!今気が付きましたが、それって、スーパーで冷蔵庫の中の在庫を考えながら
今日の特売品の棚をじっと見つめるのとおんなじでは…?
がーん。あ、でも食糧品はちゃんと悪くならない内に食べてますから〜。(~_~;)

さあ、そしてW杯も4強が出揃って、あと4試合を残すのみとなりました。
私の大注目はジダン×フィーゴの2大いぶし銀対決・フランスVSポルトガルです。
サッカーに興味の無い方にもこれは是非見ていただきたいです。
何しろフィーゴ選手の苦みばしり様と言ったらまるで「ポルトガルの若林豪」って感
じです。(双方のファンの方、お気に召さなかったらごめんなさい)
ブラジルがまさかの敗退で優勝の行方がますます楽しみになってきました。

寝苦しく暑い日が続きますが、みなさまどうぞお健やかに〜。


Vol.265 2006.6.26

湿気のせいでしょうか、体中がだる〜い日々を過ごしています。
腰は痛いわ、膝は痛いわ…ってそんな事ばっかり言っててイヤですねぇ(-_-メ)
最近学生時代の友人数名と久々に話す機会があったのですが、
みんな私と同じようにあちこち痛くて疲弊している様子でした。
働き盛りの40代のはずなのになぁ…とほほ。
そういえばその中の一人が20代の頃「昭和40年前後に生まれた人は短命」説を
どこかから仕入れてきて教えてくれた事がありました。
その時の会話。
友人「私達って37歳までしか生きられないらしいよ。」
私「え?『私達』って、あんたと私?え?なんで?」
友人「なんかねぇ、昭和40年頃に生まれた人間は長生きしないんだって」
私「ふーん、長生きしないってのはいいけど…なんで37歳なの?」
友人「なんでかはわからないんだけどそうなんだって」
私「37歳って…2002年かぁ。あれ?そしたらもうノストラダムス過ぎてるじゃん。」

友人「だからさぁ、もしノストラダムスが当たらなくても37までしか生きないらしい」
私「ふーん」
…とまぁなんともグダグダな会話なんですが、今にして思うと
「高度経済成長の波も高まった日本で生まれ、各地で公害が発生したりする中小さな
頃から環境ホルモンに親しみ、また、スポーツ医学も発達していない時代に部活動等
でムチャクチャな運動をするなどして体の成育に悪影響を受け続けた上、
体に悪いものばっかり食べるようになった」のが私達世代という事なのかなぁと。
結局こうして2006年に生きているのでノストラダムスもこの説も笑い話なのですが、

…でもなんで「37歳」と言い切ったんでしょうかねぇ?そして友人はどこからこの話を
仕入れてきたんでしょう…って今更聞いてももう忘れてるよねー。(~_~;)
…まだ老け込むには早過ぎるのに、あまりにも友人たちの体調が悪い話が続いたので
そんな事をふっと思い出した私でした。

さぁ、そしてW杯。
残念ながら(というか実力通りというか)日本は決勝トーナメントへは
進出できませんでしたが、大会はまだまだこれからが見所ですよー。
今朝のオランダ対ポルトガルは退場者4人(!)の大激戦だったようです。
決勝戦までに果たして何試合を生中継で見られることか、
私にとって今大会はまさに時間との闘いです。


Vol.264 2006.6.19

蒸しますね〜(+_+)

ここの所また、夜中にいびきをかいたり暴れたりしているらしく、
気が付くと掛け布団を剥いでしまっていて、起きると咽が痛くなっています。
蒸し暑くて寝苦しいせいかと思って布団をやめてタオルケットにしてみましたが
やはり気が付くと剥いでしまって丸裸…みたいな…。
今からこんな事では先が思いやられます。とほ。

W杯、いかがですか?盛上がってますか?
私はどうしても眠くなってしまうので、22時からの試合しか見られません。
18日の「日本×クロアチア」の試合は凄かったですねー。
試合開始直後はなんとなく私が見てると負けてしまうような気がして、
TVの前には座れず、台所で意味なく翌日の為のおかずを作り始めてしまいました。
この日は会社帰りの買い物だったのでちょうどお肉とか野菜とかが半額になっている
時間帯。日頃は滅多に買わないのに「半額」に惹かれて特にどうするあてもなく豚挽
肉を買いました。道すがら「明日冷蔵庫にあるにらとチンゲン菜としめじで中華風の
炒め物にでもするか」と考えて帰ったのに、夕飯を終えて片付けて、さぁキックオ
フ、という段になって
急に、たまねぎの皮をむき始めていました。そして自分でもなんだか解らない内に、
みじん切りにしたたまねぎと挽肉をボールで捏ねたり丸めて小麦粉を軽くはたいた
り、でも目の片隅ではテレビも意識しつつ、そうこうしているうちに、「肉団子のト
マト煮込み」が完成していました。(・o・)これは一種の現実逃避行動なのでしょうか?
それでも後半の後半くらいからはテレビの前で観戦しました。
何が凄かったってこの試合、観ていてお互いにちっとも点が入りそうにないのが、も
う見事なくらいでした。まさに真っ向勝負、という感じ?違うか。
「勝てた試合を落とした」と中田ヒデ選手は苦い顔をしていましたが、
予選最後の試合に背水の陣で立ち向かうのもSAMURAIらしくていいじゃありませんか。
8組中2組で決勝進出チームが決っていますが、まだまだ混沌としていて楽しみです。

サッカーに興味のない方々にはしばらくツライ日が続きそうですね。
こういう何か一つのことで世間がわーっとなっている時というのは、どうも裏でよか
らぬ事がじょじょびじょばー、と行われているのではないかという不安もあります。
なんとなく目をキョロキョロさせる毎日です。


Vol.263 2006.6.12

ついに関東地方も梅雨入りしました。
5月にあれだけ降られたので、「何が今更梅雨入りじゃ〜い!」と
ついつい悪態をつきたい気分になっています。(-_-;)

さぁ、そして、世界中のサッカーファン及びお祭り騒ぎ大好き人間さんの
待ちに待ったサッカー・ワールドカップ・ドイツ大会が始まりました。
開幕数日前からTVでは、現地最新情報・順位予想・オススメ観戦スポット情報などで
大騒ぎの様子でした。前の2項目は良いとしても、観戦スポットの情報に関しては
「なんだかなぁ」と少々ひいてしまいます。大会場でのパブリックビューイングや、
パブでお酒を飲みながらの観戦は大騒ぎするには良いかもしれないけど…
自分の家で静かに楽しむんじゃダメなわけ?なんて思ってしまうんですよね。
…て、また悪態ついちゃったりして。
それにしても、この大会は毎回チケットのトラブルが当り前のようになっていますね。
観戦ツアーに申し込んで、仕事の休みも取って、準備万端整えて、期待に胸を膨らま
せ放題膨らませているところに「チケットが手に入りませんでした」じゃあ、泣くに
泣けませんよね。かと思えば、市電の停留所にチケットの束が落ちてた、何て事も
あったりして。
このチケットが偽造されたものかどうか調べる、と言っていましたが、
騒ぎに乗じてヒトモウケしようと企む人が沢山いるってことなんでしょうか。(+_+)
試合の中継が連日午後10時から明朝6時まで、という日本人にとってはツライ
時間帯ですが、そんな感じがまた妙にテンションを上げさせたりするもんですよね。
私も体に無理のない程度に楽しみたいと思います。
何はともあれ、各国選手の皆さんのご健闘をお祈りいたします。


Vol.262 2006.6.05

5月中は毎週、お天気が悪いですねぇ、なんて話題ばっかりだったせいで
すっかり梅雨気分になり、友人と話をしていて「そういえばさぁ、今年はあんまり
紫陽花を見かけないよね」なんてとぼけた事を言ってしまった私でした。
…まだだっつーの。
そんなグズついた先月末から一転、6月1日は見事に晴れました。
お蔭で久しく替えていなかったソファカバーだのラグマットだの、
大物のファブリック類を一気に洗って、ついでに日頃やらないPCの裏の掃除なども
やったりして、何しろ家事の嫌いな私はそれだけで自分を褒めてやりたいような
清々しい気分で今月をスタートする事ができました。
やっぱり太陽は偉大だ!

先月、生まれて初めての経験をしました。
父親が眼の手術をするというので入院したのでした。
と言っても病ではなく、加齢による症状を改善する為だったので
特になんの心配もなく、極めてノンキなものであったのですが。
お世話になったのが我家の目と鼻の先にあり、かつて私も2度ほど入院した事のある
馴染みの病院だった事もあり、休みの度に顔を出しては1日病室でお喋りしておりま
した。…何しに行ってるんだかなぁ。

初めて行った日、父の手首に氏名・年齢・性別の書かれた輪っかがはめられているのを
見て、ペンギンか囚人か?って感じがしてちょっとショックでした。
それからその日は昼食後に手術だったので、手術前の点滴をしに看護士さんが
やってきて2度ほどフルネームで名前を確認していました。
その時ようやく、リストバンドもフルネームの確認も「患者さん取り違え防止対策」
だったのか、と気が付きました。

父の年齢は頭の中ではきちんと数字でわかってはおりましたが、
リストバンドに書かれた「76才」の文字や、父がちょっと咳払いでもしようものなら
「あららぁ、大丈夫ぅ?風邪ひいちゃったかなぁ?」なんて看護士さんが優しく声を
掛けるのを見ていて「うわー、すっかり老人だねぇ、こりゃ」と認識しました。
「ひとの父親を随分老人扱いしてくれちゃって」なんて少々苦々しい気分にもなりそ
うでしたが、二人の娘からはついぞ優しくしてもらったことなどない父は「すっかり
お世話になっちゃって」なんて言ってまんざらでもなさそうだったので、ちょっと
ホッとしたりしました。

両目の手術を無事終えて、本人も「見え過ぎるほど良く見える」と満足そうでした。
食事は通常食でしたが、カロリーはきちんと管理され、当然アルコールもナシなので
入院中に2kg減量した父でしたが、私の予想では帰宅したその日に
戻ってるんじゃないかと思います。(ーー;)
ハズカシながら、今回の経験で初めて、今まで両親が健康でいてくれた事に
感謝した私でした。


Vol.261 2006.6.03

九州地方が梅雨入りしたそうです。
…結局さっぱり5月らしい気分を味わう事もなく今月も終ろうとしております。
うーぬ。一年で一番爽やかな季節なのにな。なんだかとっても損した気分です。(゜-゜)
でも今日(5/28)は朝から降っていた雨が午後になって上がり、夕刻には
ぱっと青空が広がって、気付かないうちにだいぶ陽が延びているのを実感しました。
梅雨入りまでにもうちょっと太陽さんに頑張ってもらいたいものです。

最近、この数ヶ月サボっていたお弁当作りを再開しました。
きっかけは同僚が貸してくれた『クウネルお弁当隊・編 私たちのお弁当』という
1冊の本です。マガジンハウスから出版されている『クウネル』に連載中の
「エブリデイ・マイ弁当」という記事を加筆・訂正・再編集したもので、
様々な職業の方々のお弁当の写真・レシピ・お弁当歴やお弁当にまつわる話などの
御本人のコメントが47人分載っています。
べーグルパンを自分で焼いたり、一手間かかった常備菜を作り置きしたり、
皆さんそれぞれに工夫をこらして毎日のお弁当作りを楽しんでいらっしゃるようです。

料理に限らず家事全般に対して「楽しみながらやる」という感覚にはなれない(-_-メ)
ので、やる時はやるのですが、ちょっとした気分の変化等でめんどくさくなって
やらなくなってしまう事が多い私、「高校の時からずっと」とか「10年間かかさ
ず」とかいうのを読んで「ひゃー!えらいなぁ!」と感心しています。
お弁当を持って行くと★外に出なくて良い分休憩時間をのんびりできる★昼食代が安
上がり★カロリー調整を自分でできる、など、嬉しい事がけっこうあるので、本当は私も
「欠かさずお弁当派」になった方が良いと言うことは明々白々なのですが、なかな
か…ねぇ…。でもなんとなく、今回はいつもより長続きしそうです。なぜなら、沢山
のお弁当の写真を見ていて、「あれ?意外と私のお弁当も美味しそうかも」なーんて
思ってしまったから。まぁ、図々しいったらありゃしない。
でもまぁどうせ自分で食べるんですからね、そう力まずにテキトーにやる事が
長続きさせる方法かもしれません。
季節対策として「すしのこ」まで買ってしまったので、
せめてそれを使い切るまでは続けたいと思っております。


Vol.260 2006.5.22

ふ〜(~_~;)
ようやく関東地方に青空が戻って参りました。
あまりにも鬱々としたお天気が続くのでこのまま梅雨入りしてしまうんじゃないかと、
思わず部屋干し用の洗剤を買ってしまいました。
でもまたすぐ崩れるようなので、ムダにはならない事でしょう。(^_^;)

横綱・朝青龍関、大関・栃東関が休場となった大相撲夏場所は
新大関・白鵬関の初優勝で幕を閉じました。
いやぁ、それにしても新入幕の把瑠都関、見事でした。
髪が伸びるよりも出世が早くてちゃんと大いちょうが結えない、という
状況が大好き(でもザンギリ頭はキライ)な私にとってなんとも楽しい場所でした。
しかも滅多に出ない決まり手「播磨投げ」をやっちゃったりして、
更にとてもキュートなお顔立ち…うーん、いいですねぇ。
黒海、琴欧州に続いてまたまた目の離せないヨーロッパ出身力士です。
…ふと気が付いてみると、関取を見て可愛いと思うような年になってたんですねぇ。
って、しみじみしてる場合?

先週サッカーW杯の日本代表メンバーが発表されて、TVでは毎日毎日
その話題で持ちきりで、やれ密着だの、その時故郷の父は、だの、各局
おんなじ事ばっかりで、すでに食傷気味になってきました。
WBCで野球が大好きだった人達も今度はサッカーが大好きになっちゃうんでしょうか。

いやいや、もちろん「野球が大好きな人」も「サッカーが大好きな人」も
「野球もサッカーも大好きな人」もいるとは思いますが、
その時だけ盛り上がって「愛国心♪」みたいになるのはちょっといやだなぁと
思うのです。…ってどうも言う事が天邪鬼でイケマセンわね。
相撲も野球もサッカーも、自分なりのスタンスでそれぞれ楽しみたいと
思う私でした。


Vol.259 2006.5.15

なんだかすっかり愚図ついたお天気が続いてしまってますね。
5月の青空よ、何処へ〜?
GWが明けて一週間というのに、いまだに曜日感覚が戻らないとほほな私。
毎週水曜日のお楽しみ、『プリマダム』を予約しそびれてしまいました。
くすん。

ご覧になっている方も多いかと思いますが、この『プリマダム』は
丁度私たち世代の主婦が主人公のドラマです。

少女時代バレエスクールに通い、踊るのが好きで好きで仕方なかったのに、
親の都合で辞めざるを得なくなってしまった過去を持つ主婦が、家族に内緒でまた
バレエを始めた事から起こる騒動(?)をコミカルに描いております。
バレエをやりたい事が夫にバレた時、「オバさんのバレエなんて、モスラのバレエより
見苦しいんだよ!」と言われてしまうんですが、主人公を演じるのがなんと言っても
天下の黒木瞳さんだけに、その台詞のリアリティのなさと言ったらありませんでした。

そしてこの御主人と来たら、今時居るかぁ?と言う程の関白亭主なんですよね。
学生時代から付き合っていて結婚したようなんですが、元々恋人でスイートな時期も
あっただろうに、そこにある新聞を持ってこさせたり、「お前なんてもう女じゃない」とか
言ったりしちゃって、しかも言ってる相手が天下の黒木瞳さんなのに。←しつこい(~_~;)

中森明菜さん演じる主人公の幼馴染で世界で活躍した元プリマドンナも、なんだか
浮世離れし過ぎだし、主人公がパートで働くハンバーガーショップの店長も、
ンナワケナイダロ!な感じなんですが、毎週ちょっとだけやるレッスン風景が
楽しみでついつい見てしまったりするのです。
何しろレッスン仲間として御出演の方が皆「踊れる」事で知られた方ばかりですので
そこらへんは大丈夫!三井のリハウスのCMで「パパ大好きな次女」を演じている
可愛い女の子も黒木さんの娘役で御出演です。
今週は忘れずに録画しなくっちゃ!


Vol.258 2006.5.8

GW楽しくお過ごしになりましたか?
最終日は生憎のお天気で洗濯しようと思っていた方には残念でしたが、
クールダウンするにはちょうどよかったのではないでしょうか。
連休中に働く者としては朝晩の電車に座れるのは嬉しいのですが、
街中に流れるどことなく浮かれた空気がどうにも(-_-;)って感じなので
取敢えず連休が終ってホッとしてるというのが正直なところです。
Uターンラッシュのニュースで「明日から幼稚園頑張る」と答えていた
女の子がいました。>^_^<可愛いですねー。

自分でもよくわかっていないのですが、ここ数週間前から、夜中に暴れて
いるらしく、毎朝家人から被害報告を聞かされております。
最初の頃はいびきや寝言だったのが、最近は寝返りを打った際に
脚をバ、バーンと家人の体の上に投げ出すそうです。
この「脚爆弾」を一晩に何度も落とすのだそうです。本人全く自覚がありません。
そして一昨夜は「布団捲き込み投げ」(?)なる新技で攻撃したそうです。
寝返りを打つ時に掛け布団を体に捲き込んで、ドカーンと家人に向かって
振り落したらしいのです。
うーぬ、確かにこの時は気が付いたら布団が掛かっていませんでした。(*_*)
自分でやっておきながらこう言うのもなんですが、
連夜こんな攻撃を受ける家人が不憫でなりません。
毎晩「あーあ、今日も暴れちゃうのかなぁ…」と不安になるものの、
最近妙に寝つきが良いので布団に入るや否や寝てしまっています。
こんな自分がオソロシイ…。
何かよい解決策がありましたら、是非御一報くださいませ。m(__)m


Vol.257 2006.5.1

ドッカーン!ついにGWに突入しましたー!
もう5月なんですねぇ。薫風ですねぇ。

子供の頃5月1日のニュースは決まってソ連(当時)や中国のメーデーの
パレードの様子が流れて、なんで皆国旗が似てるんだろうって不思議に思ったのを
思い出しました。
今年のGWは最大で9連休だそうで、とは言ってもだいたいはカレンダー通りだろうと
思っていたら、職場のお取引先様にありました!マジで9連休されるという会社が。
うっひゃー。私だったらそんなに休んだらもう2度と出社したくなくなっちゃいますぅ。
…皆様どうぞ楽しいGWをお過ごしください。

4月26日(水)久しぶりに映画を観に新宿へ繰出しました。
レディースデーを利用しての映画鑑賞は実に5ヶ月ぶりです。
この日観たのは公開前から大きな話題となっていた、ジョニー・デップ主演の
『リバティーン』。なんとジョニー・デップ好きの麻里ちゃんと一緒です。
何しろジョニーが「脚本を3行読んで出演を決めた」とか
「生涯で一度しかめぐり合わない作品さ」とか言うのですから
見逃す手はありません。

舞台は17世紀後期のイギリス。実在の詩人で第二代ロチェスター伯爵のジョン・
ウィルモットの半生が描かれています。
あまり予備知識もなく行ったので「リバティーン(Libertine)」が「放蕩
者」という意味だと
知ったのは当日劇場で貰ったチラシを読んでの事でした。

うーん、いいですねぇ「放蕩」という響き。あれは確か小学校4年生くらいの時、
たまたまテレビでやっていた渥美清さん主演のドラマ『放蕩息子』を見ました。
散々好き勝手やって、もうお金も尽きて、ボロボロになって親の家に帰ってきた息子。
台所に作ってあったおにぎりを見付けて貪り食っていると、おにぎりが咽に詰まって
死んでしまう、というお話(←すっごく粗い解説ですいません)なんですが、
このラストシーンを見て「おにぎりを食べて死ねるなんて羨ましい」って、放蕩息子
に憧れてしまったわけです。…どんな小学生だ。

そんなわけで、様々な期待を胸に観始めたのでしたが、どことなく肩透かし感を感じ
ました。うーん、なんでしょう。実話というにはエピソードを羅列しただけのようだったし、
掘り下げがもっと欲しいというか、ジョニー・デップに頼り過ぎっていうか。
王様役のジョン・マルコヴィッチは見事でしたが。
でもまぁ、17世紀のイギリスの空気は感じたし、ジョニー・デップもカッコよかったので
★★ってところでしょうか。
麻里ちゃんの隣の女性がラストあたりで物凄く泣いていたのが、ちょっと「?」でしたが
でもきっとすっごくジョニー・デップのファンなんだろうね、という事で合意しました。

ああ、でもやっぱり映画館で観る映画はイイですね。
今また見たい映画が沢山あるので、上手く時間を作って出掛けたいと思います。


Vol.256 2006.4.24

4月も半ばを過ぎましたが、また肌寒い日が続いております。
職場の4月1日付の人事異動による影響が大小にあり、
私の場合、それが腰に出始めてしまいました。(~_~;)
30代半ばの同僚(女子)もギックリ腰を起こしてしまい、
「ギックリ腰だなんて…初老の香りがしますぅ…」とガックリと
肩を落としておりました。
私も気を付けなくては!

4月23日に行なわれた衆議院千葉7区の補欠選挙の結果、
民主党の太田和美さんが当選を果たしました。
『小泉・小沢代理戦争』と言われたこの選挙ですが、
元々は自民党の議員の選挙違反があった為に行なわれたという事を考えると、
自民党が議席を失うのは人道的(?)には当然という気もするのですが、
それがあのガセネタメール問題とかが絡んできちゃうっていうのも
どうなんでしょうねぇ…?

あ、そんな事が言いたいわけじゃなかったんでした。
この当選した太田和美さん、先程初めてインタビュー映像を見ただけなのですが、
なんと26歳という若さなのに堂々とした感じが実にスゴイ!
県議を一年務めていらしたということですが、
それにしてもとても26歳とは思えない貫禄があります。
そしてその若さで国政に関わろうとする意欲がまた実にスバラシイと思います。
国会に入るときっと魑魅魍魎がワンサといて、私などには想像もつかないくらいの
色んな事が起こるのでしょうが、長いものに捲かれる事無く頑張って欲しいと思います。

私が26歳の頃なんて、なーんかもっとコドモっぽかった気がします。
フリフリのブラウスとかスカートとか着て、髪型もロングソバージュにいつもリボン
捲いたりしてたので「フランス人形みたい」とか言われたり(年下の女子やおば様方
に)して。お蔭でいつもチョウチョに結んでた部分がちょっとウスくなっちゃいました(-_-;)
なんとなく「今のままではイカン」と思って前の会社を辞めたのが26歳。半年ほど
ぶらぶらしている間に27になり、そろそろヤバイぞ、というので今の会社に入社し
ました。…国政を担おうという太田さんとは大違い!とほほ。
まあでも人生80年ですからね。焦ったってしょうがない。
問題は死ぬまでに大人になりきれるであろうか、という事ですか。
…前向きに検討して善処します…(@_@);


Vol.255 2006.4.17

ここのところまたちょっと気候が逆戻りして
妙に肌寒い日が続いたりなんかしておりますが、
皆様体調を崩したりしていませんか?
私はと申しますと、目はまぁぼちぼち(結局あれから眼科に行かず、
「1日4回」の薬を勝手に「1日1回」にしていますが、悪化はしていないつもり)ですが、
何故か両腕と両足の付け根が痛んだりしています。
リンパ腺に異常があるのかなぁ。
ちゃんと病院行きゃあいいのに、どうも予定のない休日は家から1歩も出ず、
という事の多い今日この頃です。

そんなある日、ケーブルTVを見るともなく見ていたら、
ちょうどあの『冬のソナタ』(しかも「完全版」ですと)の第1回が始まるところ
だったので今更ながら、つい見てしまいました。
なんとジウ姫もヨン様も高校3年生の役から始まるんですが、
同級生役全員ひっくるめて誰一人高校生に見えないあたりが
逆に興味をそそられたりして。(←出ました、天邪鬼)
世界的に活躍するピアニストの息子が、まだ見ぬ自分の父親を探す為に
かつて母親が通った高校に転校してくるところから物語は始まっていました。
彼はどうやら母の高校時代の同級生が自分の父親に違いない、という確信を
持っているようなのでした。
去年日本で話題になった時にはジウ姫とヨン様の「純愛モノ」とされていましたが、
第1回を見る限りどちらかというと、父と子の物語、あるいは、父と母との物語が主
体になっているのではないかと思いました。
数日後に第2回の後半を見ましたが、「運命の交通事故」に遭う直前で終りました。
「あの事故で死んだ事になっているけど、本当は生きていた」という情報は
初回放送時から見なくても知っていたのですが、なんで死んだ事になっちゃったのか、
とやっぱりちょっと気になったりしてヤバイです。
そしてドラマを見ていると、有名なシーンとかが出てきて、
「あーあー、コレかぁ」みたいな気になってしまってかなりヤバイです。
このままずっと続けて見てしまいそうです。
のめり込み過ぎて春川に行きたくなったりしないように気をつけます。(^^ゞ

先週、私の職場に新卒の新入社員がやってきましたー。
わー!一体何年振りだかも思い出せないくらい振りです。
「よろしくお願いしますっ。」という挨拶がとてもハツラツとしていて
とーっても新鮮なんですよねぇ。
いやぁ若いってスバラシイなぁ、なーんてね。
先輩として恥ずかしくないように、と少しだけ気を引き締めた次第です。


Vol.254 2006.4.10

桜も見頃を過ぎ、今朝近所の植え込みに「次はアタシよ!」と
言わんばかりにツツジの蕾が膨らみかけているのを見付けました。
咲く花の色がどんどん濃くなっていくこの季節はお散歩するのが楽しいですよね。

先日、朝から左目に違和感を感じ、時間が経つに連れて痛みと
充血を伴ってきました。流石に目はコワイので翌日眼科へ急行しました。
眼圧の検査とかをちょいちょい、として貰って、「黒目にも白目にも
傷が付いていますねー」と言われました。
目がかゆいとゴリゴリってこすっちゃったりしちゃうんだよなーと思った瞬間、
去年左の耳から血が出て、びっくりして耳鼻科に急行した事を思い出しました。
確かあの時も「指でぐりぐりって掻いたりしませんか?」って言われたんでした。
たはは…^_^;
処方箋が出たので家の近所の薬局へ行くと、奥の方で二人の薬剤師さんが
ごにょごにょ相談するばかりでなかなか薬を出してくれません。
「在庫が無いのかなぁ。眼科の近くで薬局を探せばよかったかなぁ」と
思い始めたところに先輩格の薬剤師さんが「お待たせしてすいません。実は…」
と近寄って来たので、「皆まで仰るな」と言わんばかりに「在庫ないですか?」と
聞くと「いえ、この薬自体はあるのですが、この処方箋によると〈後発医薬品〉でも
よいとの事なので、それをお出ししようと思ったのですが、その在庫がないのです」と。
後発医薬品…おお!それは最近よく見かける、高橋英樹さんがやっているCMでおな
じみの〈ジェネリック〉と言うヤツですな!いやぁ、まさか自分がそんな旬のモノに
遭遇できるとは!というか、CMの感じだと、自分から言い出さなくてはいけないイ
メージだったので、薬剤師さんの方から「ジェネリックあります」と切り出してもら
えるとは夢にも思っていませんでした。ってほどの事?
その旬な感じにちょっと嬉しくなってしまって「えっと、じゃあ眼科の近くの薬局に
行けばありますかねぇ」なんて突っ込んで聞いたら、電話で問い合わせてくれました。
でも結局、その眼科の近所の薬局にもなかったので、本来の薬
「フルメトロン0.1」と「タリビット点眼液0.3%」を570円で買って帰りました。
「後発だと400円くらいなんですけど…本当は4月1日から整備しないといけない
事になってるんですが、何しろ急に決ってまだどこもバタバタしている状況でして」
と申し訳なさそうに仰るので「いえいえ、いつも苦労するのは現場ですよね」と、机
の上だけで物事が決められてしまう苦労を分かち合ってきました。
1日4回、先にタリビット、5分置いてフルメトロンの順番で、と言われた通りに点
眼する事3回。夜になってなんだか心臓がドクドクし始めました。少し頭も痛いかも。
最後の1回をさす前に何気なく薬の説明書を読むと、かなり成分が強いようで、
「医師の指示無く勝手に長期使用するな」と書いてあります。
更に「次の症状が出たらすぐに中止して医師・薬剤師に連絡せよ」の中に
「息苦しい」と「頭が重い」を発見してビビって布団をかぶって寝ました。
今まで目薬ってなんとなく気軽にさしたりしてましたけど、飲み薬よりコワイのかも、と
思いました。心臓がドクドクするよりは、目がゴロゴロする方がまだ耐えられるので、
その後一度もその目薬をさしていません。
明日にでもまた眼科に行かなくては…とほほ。

新年度を新たな気持ちでスタートさせた筈なのに、なんだか相変わらずな私です。


Vol.253 2006.4.03

4月になりましたー。
という事は新年度が始まったという事ですね…ありゃりゃ。
2005年度の事は水に流して新たな気持ちでスタートしましょう!
3月中は、色々な別れなどもあって気持ちが沈みがちでした。
そんな中、札幌から従姉とその娘が上京したので一日ガイドとなって
浅草へ行き、浅草寺でおみくじを引いたらなんと「凶」でした。
めったに引く事のないその「凶」という文字を見た瞬間に
何故か気持ちがす〜っとしました。
「あー、これでようやく底まで辿り着いたな。これから徐々にでも上がっていけるんだ」
と思えたのでした。
実はその日は浅草で寄席を楽しみ、夜は新宿へ移動して
ルミネtheよしもとでネタバラエティを楽しむ、という
壮大な(?)の予定を立てていたのですが、
従姉がとってもとっても楽しみにしていた漫才さんが急遽休演になった事が
わかり、寄席に入るのを辞めました。
それってもしかして私のおみくじの『待ち人来らず』が
ズバリ的中だったという事でしょうか。
だとしたら従姉には大変申し訳ない事をしてしまいました。(._.)
そのかわり、最近話題の「表参道ヒルズ」へ御案内、
それはそれで楽しんでもらえた様子でした。
春休みでぽかぽか陽気の表参道〜原宿は人で溢れておりました。
夜のよしもとも予想以上に大笑いしました。(^0_0^)

そして4月1日、一週間の滞在を終えて従姉が帰札するこの日、
小金井市にある「江戸東京たてもの園」を母と従姉と3人で訪れました。
これまたぽかぽか陽気の土曜日、ついでに桜も満開という事で
たてもの園のある都立小金井公園もわんさわんさと人が集まって
お花見を楽しんでいました。
私達もしっかりと桜を堪能して参りました。
うーん、やっぱり桜は良いです。
そして中央線で二人と別れてお茶の水の文化学院へと向かいました。
数年ぶりに見る母校の姿、これで見納めかと思うと
やはり感慨深いものがありましたが、建て替えに至った経緯も解り
しばらく校内をウロウロしてお別れを云う事もできたので
最後にありがとう!と壁をぽんぽん、と叩いて帰って来ました。
十数年振りにお会いした事務所のN女史にご挨拶に行ったら
「あらー、大人になったぁ」と言われました。あははー。

文化学院の建て替えにあたり、卒業生有志が
「文化学院写真集 製作運営委員会」を結成したそうです。
もしもご興味のある方がいらっしゃいましたら
http://bunkagakuin.hatiju-hatiya.com/
へアクセスしてみてください。
取り壊しは4月12日(水)の創立記念日後に
始まるようですので、この機会に是非
多くの方に最後の勇姿(?)をご覧いただけたらなぁと思います。


Vol.252 2006.3.27

関東地方に桜の開花宣言が発表されました。
選抜高校野球大会も始まり、プロ野球もパ・リーグが開幕、
大相撲春場所も優勝決定戦の末、朝青龍関の優勝で幕を閉じました。
さぁ、いよいよ春本番!という感じでしょうか。

先月でしたか、我母校・文化学院がドラマのロケに使われていると書きました。
その日記を読んでくださった先輩が、この春、その校舎が解体されてしまうという
メールをくださいました。その時は大切な青春の思い出の場所が失われてしまう、と
いうショックも感じましたが、老朽化も進んでいる事だろうし、この少子化の時代に
校舎を建て替えられるだけの財力があるなんてスゴイじゃん、工事に入る前に写真で
も撮りに行くか、くらいに思っていました。
今月に入って、ばったり会った後輩に、その話題がネット上でかなり盛りあがってい
るという話を聞いて、覗いてみたいような、なんとなく億劫なような気分で心の底に沈めたまま
過ごしていましたが、最近になってようやく沢山の卒業生や建築物に関心をお持ちの
方々がブログに色々と書いていらっしゃるのを読みました。
なんだかとても胸が騒ぎました。色んな事を諦める事にはすっかり慣れていた筈なのに
とても残念で残念で仕方がなくなってきました。
そして先日、同期生が『4月1日の12時から17時、演劇コースの在校生が講堂を
借りたそうです。演劇コースのみんなが何をするともなく集まる為に。卒業生があの
講堂でゴロゴロする最後のチャンスです!』というメールをくれました。
その日は仕事は休みだけど、予定がないわけでもないし、時間の都合がつけられるか
なぁ…。でも行った所でどうにかなるもんでもないしなぁ…。
なんてなんだか悶々と過ごしていたある時、私たちの頃演劇コースのコースリーダー
でいらした戸川エマ先生が、授業中に雑談のようになさった、大好きだったお茶碗を
割ってしまったお話をふっと思い出しました。「形のあるものは必ず壊れるものよ。
でもそれが自分の身代わりになってくれたと思うのよ。そして割れたお茶碗に感謝するのよ。」
そっかー。壊れてなくなってしまってもきちんと心には残るんだよなー。
色んな出会いと思い出をくれたあの講堂にお礼を言わなきゃいけないよなー。
と、そう思ったら少し心が軽くなりました。
大好きだったエマ先生のお話を思い出せただけでもよかったな。
そんな気もしてきました。
4月1日、まだ予定が立ってはいませんが、どうにか講堂の開いている内に
御茶ノ水に辿り着きたいと思っています。


Vol.251 2006.3.20

ここのところ、風の強い日が続いていましたが、花粉症のみなさまいかがお過ごしでしょうか?
私は例年花粉症というほどでもないですが、なんとなぁく目がシバシバしたり
咽がチカチカしたりするので、昨シーズンからマスクを着用して予防しております。
今年はさらにFンケルの「シソエキス」なる健康補助食品を毎日2錠ずつ飲んでおります。
効いているかどうかは定かではありませんが…。

先週からの「ぼんやり」を引き摺ったまま、更に悪化して「どんより」になりつつあります。
追い討ちをかけるように、先日、昨秋から半年に渡って私と共に今シーズンを闘って
くれた学生アルバイトのM君がついに卒業・就職だというので退職してしまい、
途方にくれる毎日です。春って別れの季節なんですよねー。号泣(>_<)
学生アルバイトくんというのは、毎年毎年同じ時期に同じように入って来てくれるん
ですが、M君ほど良い仕事をしてくれた子はかつていなかった(あ、これはあくまで
も私にとって、と言う事であって、もちろん皆さん頑張ってくれています)だけに、
ツライ別れとなってしまいました。うう。…でもまぁ今まで随分楽させてもらったと
思って、その分頑張れば良いんですよね…と言いながら諦めがつけきれてない私。(-_-;)

まあでも悪い事もあれば必ず良い事もあるはずです。
「止まない雨はない」と信じて一日一日頑張るしかありません。
そうしてまた、明日笑うために今日を生きる私なのでした。